子どもの矯正歯科治療、始める前に"ココ"をチェック!

始める前にココをチェック!

■検査と分析を経て、治療計画を立てる矯正歯科医

矯正歯科では、綿密な検査や診断を経てから治療に入るのが定石。それをフローであらわすと、こんなふうになります。
始める前にココをチェック!

「矯正歯科治療を専門に行う歯科医は、顎骨の成長発育を熟知した上で治療前に問診、精密検査や臨床検査を行い、その上で治療計画を立て、それを患者さんにわかりやすくご説明し、患者さん納得のもとに治療に入ります。つまり、最初から使う装置が決まっているのではなく、診断結果と治療計画から、もっとも効果的な装置が選ばれるのです」と稲毛先生。

■一つ一つの検査には意味がある

具体的には、次のような検査があります。それぞれの検査がどのような目的で行われるのかも知っておきましょう。

●初診時の顔・口の中の写真撮影
まずは、顔の写真(正面と横顔)と口の中の写真を撮影。歯の治療なのに顔の写真が必要なのは、笑ったときの歯の見え方や歯並びの中心位置(正中線)の位置など、バランスのとれた歯並びと咬み合わせをつくるために必要な情報が、顔の写真からたくさん読みとれるため。また、口の中の写真からは咬み合わせの状態などがチェックされる。
初診時の顔・口の中の写真撮影

●石こう模型の製作・診査
印象材という餅状のものを口の中に入れて歯の跡を写し、そこに石こうを注いで歯の型を作製。同時に上下の咬み合わせのデータをとることで、咬み合わせの記録が3次元の模型として出来上がる。この石こう模型をもとに歯ぐきの幅、長さ、歯を並べるあごの大きさやスペースの過不足を測り、咬み合わせのバランスや前歯の出方および重なりの程度、奥歯の位置などを診査する。
石こう模型の製作・診査

●パノラマX線写真の撮影
個々の歯の状態を把握するために、1枚で口の中全体を写すことができるパノラマX線写真を撮影。この写真からは、むし歯の有無や親知らずの状態など、個々の歯の健康状態がわかるほか、あごの骨や関節に異常がないかも確認できる。また、混合歯列期にパノラマX線写真を撮影することで、生えてこない永久歯(先天性欠如)の有無についても判明する。
パノラマX線写真の撮影

●頭部X線規格写真(セファログラム)の撮影
頭部X線規格写真(セファログラム)とは、顔の骨格を調べるために撮影する一般の歯科診療所にはない矯正歯科用の特別なレントゲン写真のこと。これは矯正歯科治療を始める際になくてはならない資料で、特に成長期の子どもの場合、成長状態の把握や成長予測に役立つ。また、成長期の子どもでは半年後や1年後など期間を空けて2回撮影することで、成長の方向と量も確認できる。
頭部X線規格写真(セファログラム)の撮影

こうした検査にかかる総時間は通常30分程度。検査後は日を改めて、検査結果をもとに担当医から治療計画の説明を受けることに。その説明に納得したうえで、矯正歯科治療が始まるのです。

★次のページでは、受診前に知っておきたい〈6つの指針〉についてご紹介!

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