第12回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー|vol.17 第12回ブレスマレポート:トレンドウォッチ:本会の活動・ニュース|質の高い矯正治療と安心の提供に努める矯正歯科専門の開業医団体「日本臨床矯正歯科医会」

第12回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

表彰式に出席したお二人に
治療について、応募作についてうかがいました!

ブレースをつけるのが楽しみで、自分からメタルのブラケットを選びました。矯正治療は楽しいです!

–治療を始めたきっかけは?
はじめて矯正歯科に行ったのは、小学5年生になってすぐです。きっかけは、学校の歯科検診で、矯正歯科に相談したほうがいいといわれたから。でも、その前から、よくお母さんに歯並びが悪いっていわれるから自分でも気になっていました。聞いたところ私は4歳くらいまで指しゃぶりをしていたみたいで、よけい悪くなったみたいです。

–はじめて行った矯正歯科はいかがでしたか?
先生がすごく優しそうで、ここで治療したい! って思いました。だから、ほかの診療所には行っていません。検査をした後、先生にいわれてビックリしたのが、私は上の前歯が出ていたんじゃなくて、下の前歯が引っこんでいたということ。ずっと出っ歯だと思っていたから驚きました。

–Ⅰ期治療から始めて、今はⅡ期治療ですね?
はい。上あごの裏側にだけ装置をつけていたⅠ期治療が去年終わって、すぐにブレースをつけたⅡ期治療が始まりました。Ⅱ期に入る前に上の歯を2本抜きましたけど、全然不安とかはありませんでした。今はだいぶん咬み合わせがよくなってきました。矯正治療って楽しいです。歯みがきも先の細いブラシを使って歯のすき間を磨くと、いろいろ取れるし(笑)。

–学校には矯正している子はどれくらいいますか?
今、吹奏楽部で打楽器を担当しているんですけど、部の中には矯正している子がたくさんいます。管楽器を吹く子でもブレースをつけていますよ。クラスでも10人くらいはいると思います。たいてい目立たない装置をつけていますけど、私は逆に目立つのにしたかったんです!人と違うほうが楽しいから(笑)。

–じゃあ、矯正治療は楽しみでした?千葉大会賞 村上のの子さん
はい。学校でもブレースをつけている子を見ると、かっこいいなって思うので。早くブレースをつけたかったです。

–歯が動く痛みは気になりますか?
通院した翌日に痛いときがありますけど、すぐに慣れます。それよりも、今は歯並びが整ってきているので鏡を見るのが楽しみです。治療が終わったら、もやしとか、ほうれん草とか、ナムルとか、食べにくいものを食べたいです。でも、ブレースにはすっかり慣れているので、とれるとちょっと寂しく感じるかもしれません……。

–受賞作品にはどんなエピソードがありますか?千葉大会賞『自慢の笑顔』
実は、2回目の応募です(笑)。今回応募したものは、去年のゴールデンウォークに家族で天城峠に行ったとき、お母さんに撮ってもらいました。「ブレスマ」に応募するために1年間、いろんなところに行くたびにアップの写真を撮ってもらっていたんです。前回応募したときはアップじゃなかったから、今度はブレースをしっかり見せて、賞がとれるといいなと思っていたので、本当にとれてうれしいです。

–最後に、将来の夢を教えてください
ハリセンボンの春菜さんみたいな、切り返しの上手な芸能人になりたいです! きれいな歯並びで夢を実現できるといいな。

千葉大会賞 村上のの子さん

主治医より

治療を、素敵な人生のきっかけに
たきもと矯正歯科 瀧本正行先生

たきもと矯正歯科 瀧本正行先生今は目立ちにくい矯正装置もありますが、あえて自分からメタルのブラケットを選んだのの子ちゃん。ふだんは穏やかな女の子ですが、「ブレスマ」に二度目のチャレンジをして成果を出せたのはすごいと思います。うちの診療所からはこれで2人目の受賞者です。主治医として、うれしいですね。私の診療のモットーは「きれいな歯並び、素敵な笑顔の人づくり」。のの子ちゃんも、歯並びを治して素敵な人生を送ってほしいです。


気になる歯並びを治したい。その想いが私を歯科衛生士にしてくれました。

–矯正歯科治療を受けようと思ったのはなぜですか?
もともと出っ歯で、自分としてはそれがすごくコンプレックスでした。もう小学生くらいから気になっていて、いつか治したいと思っていたんです。

–数ある治療先から、矯正歯科をどうやって選んだのですか?優秀賞/飯伏 莉沙さん
実は治療を始めるとき、歯科衛生士学校に通っていて、治療先は”自分が働きたいと思えるところ”が条件でした。それには技術的なこともありますし、通院のしやすいさや診療所の雰囲気など、いろんな要素がありますよね。実際、診療所に行ってみて、”ここなら”と思えたので決めました。

–では、今のお仕事は歯科衛生士さんですか?
はい。治療中、院長先生からうちで働いてみないかと声をかけていただいて、スタッフになりました。自分がいいと思った診療所で働けることになって、うれしいですね。スタッフには矯正治療の経験者が多く、私も治療をしたことで歯が動くときの痛みや歯みがきの大変さが実感できました。

–応募作品のエピソードを教えてください優秀賞『自慢の矯正装置』
去年の春、歯科衛生士学校の友達と、久しぶりに東京ディズニーランドに遊びに行ったときのものです。確か、カメラを置いて、タイマーで撮影した1枚です。「ブレスマ」への応募をねらって撮ったものではないのですが、楽しくて自然に笑顔になっていました(笑)。一緒に写っている友人も今は歯科衛生士になっていて、受賞を伝えたら喜んでくれました!

–矯正治療について今どんなふうに思いますか?
あと少しでブレースが外れる予定です。外れたら、ホワイトニングをして整った歯をさらにきれいにするつもりです。先ほどお話ししたように、治療したことで患者さんの気持ちがより理解できるようになり、この装置をつけたらこんな感じになるよとか、実感をもって患者さんに伝えることができます。思えば、自分のコンプレックスが私を歯科衛生士に導いたのかもしれません。これからも矯正歯科の歯科衛生士として、前向きに進んでいきたいと思っています。

優秀賞/飯伏 莉沙さん

主治医より

矯正治療は前向きな治療。そのことが伝わる1枚です
ヤマダ矯正歯科 山田尋士先生

ヤマダ矯正歯科 山田尋士先生飯伏さんが「ブレスマ」に応募していることを、実はずっと知らなくて、最終選考に残っていると聞いたときは驚きました(笑)。もちろん、うれしかったですよ。飯伏さんはスタッフとしても素敵な人。頭がよくてハッキリしていて、患者さんとのコミュニケーションもきちんと取れる歯科衛生士です。彼女を含め、うちの診療所からはこれで2人目の受賞者です(注:一人目は第6回目で優秀賞を受賞した出﨑朝子さん)。どちらも、作品から矯正治療が前向きな治療であることが伝わります。今後その意識がさらに広まることを願っています。


受賞した皆さん、そして担当の先生、それぞれの想いを語ってくださってありがとうございました!

■最後に……
「ブレスマ」はこれからも毎年開催され、今年の夏には第13回目の応募が始まります。今、治療中の方も、これから治療を始める方も、このコンテストへの応募を、矯正歯科治療中の思い出のひとつにしてみてはいかがでしょう。

>>「ブレスマ」に関する詳細は、矯正歯科医会の公式サイトをご覧ください。
(http://www.jpao.jp/)

※受賞者の年齢は作品応募時のものです。