vol.21 おとなの矯正歯科治療、わたしの場合 インタビュー2

INTERVIEW-2
出産後に崩れた歯列を治すために治療を開始。どんどん変わる自分の歯に感動!
歯科医院で働く中で、咬み合わせの大切さを再認識したというM.Kさん。
"治療するなら専門の医院で"との思いでスタートした矯正歯科治療の現状とは?

M.Kさん
■治療前のこと

――治療のきっかけは何ですか?
小学生のころから下の前歯がガタガタして重なっていたのですが、矯正歯科治療を受けたいというほど気にはしていませんでした。特に思春期は矯正装置をつけるのに抵抗がありましたね。それが社会人になって、結婚前に一般歯科で受付の仕事をするようになってから、治療を意識するようになりました。加えて、結婚・出産後は、母が驚くくらい、歯のガタつきがひどくなってきたんです。それで私自身、よけい自分の歯並びが気になってきて。子どもも幼稚園の"年長さん"になって少し手が離れてきたので、今だったらできるかなと思って治療を始めました。

出産後に歯列が乱れ、矯正歯科治療を真剣に考えるようになったという。

――治療先はどうやって選んだのですか?
通いやすい場所にある矯正歯科の専門クリニックが希望でした。 というのも、私が働いていた一般歯科でも矯正歯科治療はしていましたが、複雑な症例の患者さんは、紹介状を書いて、矯正歯科専門のクリニックに治療をお願いしていたんです。そんな経験から、やっぱり治療をするなら矯正歯科を専門にしているところがいいんだなと思いました。

また、通院のしやすさには家からの距離だけではなく、予約のしやすさもあると思います。例えば、治療先を決める際にお電話をしたクリニックは、矯正歯科の先生が1か月に一度、通いで来るところで、先生の予定にこちらが合わせないといけないのが嫌でしたね。その点、今通っている矯正歯科は、専門医で、院長先生が最初から最後まで治療してくれるので安心してお任せしています。

――30代後半から矯正歯科治療をするにあたっての思いとは?
この年で治療することに対しては、身近なママ友とか友人とかに、「なんで今なの?」と聞かれました。審美が理由だと思われるようで「美意識が高いのね」なんていわれたり(笑)。私が「ガタガタの歯並びを治したいの」といっても、「そうだっけ?」って。人って自分が思っているほど気にしていないものですよね。でも、私自身は気になっているので、治したい気持ちに変わりはありませんでした。

他人は気にしていなくても自分は気になる。結果、その思いが治療の原動力となった。

――歯のガタつきによって、日常に不具合がありましたか?
直接関係しているかどうかはわかりませんが、首がすごく痛くなって、3日ほど動けなかったことがありました。自分ではそれを"ぎっくり首"と名付けたのですが(笑)。以前は肩こりや頭痛もひどかったですね。治療中の今は、昔ほどストレスがないこともあり、そういった不調はありません。

あとは、歯がガタガタだったので歯みがきがしづらくて、治療前から普通の歯みがきと先の細い歯みがきの2種類を使ってみがいていました。そんなふうだったので、矯正歯科治療が始まってからも歯みがきはさほど面倒じゃないですね。逆に、歯の重なりがなくなってきた分、以前よりも磨きやすいです。

――抜歯に対しては納得していましたか?
はい。必要ならしかたないなと思いました。抜く怖さはありましたけど。でも、先生の説明を聞いて、確かに私のあごの大きさに全部の歯をきれいに並べるのは不可能だと思えたので必要な処置だと思いました。私は2本ずつ抜いたのですが、辛くはなかったですよ。痛みも全然なかったし。それより、矯正装置が入るまで歯が抜けた後の隙間が見えるほうが恥ずかしかったです(笑)。

■治療中のこと

――矯正装置をつけて、いかがでしたか?
まわりからも特に何もいわれませんし、私自身、普段は治療しているのを忘れています。違和感がまったくないので。治療前はどれだけ痛いんだろう、食べられなくなって痩せるのでは、なんて思っていましたが、そんな心配は無用でした。たまに唇の裏側にブラケットが当たって少し痛みを感じることはありますが、その程度。痛みの感じ方って、人によるんでしょうね。

現在は犬歯を遠心移動させているところ。治療は順調に進んでいる。

――今後の治療計画はどのようなものですか?
先生からはマルチブラケットの装着は2年半から3年で、そのうち半年くらいは「Jフック」をつけるようです。矯正装置をはずした後のリテーナーは最低でも3年は必要だといわれています。なので、トータル5~6年ですね。今は月一度の通院ですが、実は楽しみなんです。ワイヤーを調整してもらって歯がぐっと締まる感じを味わうと、また歯が動くって思えますから(笑)。そのたびに歯がきれいに並ぶと思うとワクワクしますよ。

――お子さんの歯に対して思うことは?
娘はもうすぐ6歳ですが、絶対むし歯をつくらせたくないですね。なので家では仕上げ磨きを丁寧にしてあげて、一般歯科では生え変わりをチェックしてもらっています。幸い、レントゲンなどの検査も全然平気なので助かります。

――では、改めて歯並びに対して思うことを教えてください
歯はとても大切なもので、笑ったときに歯がガタガタだと、どんなに素敵な人でも一気に興ざめしてしまいます(笑)。女性は特に、いくつになってもずっとキレイでいたいという思いがあると思うので、口もとのコンプレックスがなくなれば、明るくなれると思います。私も治療が終わったら歯のホワイトニングをして、キレイになった歯並びをもっとキレイにしたいですね。母も主人も、顔のシミとりには反対しますが、歯のホワイトニングは賛成してくれるんです。きっと、治療してからの口もとの変化に感動しているんじゃないかな(笑)。

主治医 ■主治医からのことば
不正咬合と首や肩の凝りとの因果関係は証明が難しく、矯正歯科治療をして確実に治るとはいえません。Kさんにはそのことを最初にお伝えしたところ、よくご理解いただけました。今はまだ治療して1年で犬歯を移動させているところですが、順調に進んでいます。40代は口腔内の状態に個人差が開く年代で、歯が抜けた後をそのままにしておくと歯列が崩れて咬み合わせが悪くなったり、むし歯や歯周病になりやすかったりします。そんな年代に矯正歯科治療をすることは、口腔内の健康を見直すことにもつながります。その点で、この年代からの治療は意味があるのではないでしょうか。

★次のページでは、60代で治療中のM.Iさんにインタビュー!

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