日本臨床矯正歯科医会が年に一度開催する学術大会である第41回東北大会前日の平成26年2月11日に、当会東北支部主催の被災地応援ツアーが企画されました。
このツアーは、当会が継続して取り組んでいる震災遺児・孤児への矯正歯科治療の支援活動について、所属する矯正歯科医に対して支援への理解を深めることを目的に、日ごろメディアから伝えられている現状を直接肌で感じてもらうこと、メディアが伝えられていないこと、復興がまだまだ進んでいないことなどを知ってもらおうと企画されました。参加人数は120名近くにのぼり、海外からの来賓の先生にもご参加いただきました。
(見学させていただいた中浜小学校)
ツアーは、津波で全壊した山元町中浜小を訪問。震災当時に山元町坂元中校長で現在は亘理町荒浜中の渡辺裕之校長に案内いただき、実際の校舎の中まで視察させていただきました。鉄筋2階の校舎が水没し、児童ら約90人が逃げて助かった屋根裏部屋などを見て回りました。小学校は被災当時のままで3年近くたった今でもその当時の生々しい爪痕を残していて、テレビなどで見る印象など比べ物にならない状況でした。参加者は、校舎の裏手のその穏やかな海と対比して、その惨状に言葉を失うしかありませんでした。
(被災当時の状況の説明を受ける参加者)
開催したツアーの参加費から義援金として渡辺裕之校長に寄贈しました。渡辺校長は、『公的な機関からのハード面での支援はあるが、箱だけ整っても中身がなければ本当の意味での復興はできない。そのため、この義援金は、ソフト面で使用させていただく』と校舎内で飾る絵画購入に使っていただくことになりました。さらに、このときの「被災者支援ツアー」開催が地元新聞河北新報の取材を受け、翌日に掲載されました。
2014年8月25日、津波で全壊した亘理町荒浜中は、2学期のスタートに伴い新校舎での活動を始めました。ツアー時に案内をしていただいた渡辺裕之校長より、お礼のお葉書が届きました。
平成26年9月12日 毎日新聞朝刊に記事掲載されました
本会は、矯正歯科治療に関する正しい情報を市民に向けて発信しております。
今回、定期的に行っておりますプレスセミナーより、9月12日(金)全国紙毎日新聞朝刊医療面に記事「保険診療拡大で負担軽く」が掲載されました。
内容は、先天性欠如歯(生まれつき歯が不足していること)が多数ある方はかみ合せなどに問題があること、平成24年4月1日より「非症候性6歯以上の先天性欠如歯」すなわち、生まれつき歯の数が6歯以上不足している患者さんの矯正歯科治療が保険診療の対象に入ったことで、患者さんの負担が軽くなったことをお知らせしております。
⇒記事はこちらからご確認いただけます
(2014年9月12日 毎日新聞 より転載)
平成26年6月2日 日本経済新聞朝刊に記事掲載されました
平成26年4月14日、日本経済新聞社東京本社にて、本会富永雪穂会長と日本学校歯科医会の学術担当理事斎藤秀子先生が対談いたしました。
内容は、「こどもの歯と健康のために」というテーマで、日本学校歯科医会の進めている「学校健康診断」および7歳から9歳のこどもの成長発育の観点から「矯正歯科治療」について対談を行った記事が掲載されました。
⇒記事はこちらからご確認いただけます
(2014年6月2日 日本経済新聞 より転載)