2015年4月24日

Vol.02 「第6回ブレーススマイルコンテスト」表彰式レポート

366作品から選ばれたとびきりの

ずらりと並んだ応募写真は、圧巻!
2010年9月16日、東京・渋谷。
会議室に並んだ長テーブルの上には、6歳から71歳という幅広い年齢の方から届いた366点もの写真が、ところ狭しと並んでいます。被写体の年齢も、性別もさまざま。唯一、共通するのは、写っているのはみな矯正装置(ブレース)をつけた、とびきりの"ブレース スマイル"だということです。


ブレースを見せながら元気よくピースサインを出す男の子。ブレースをものともせず、おいしそうにご飯を食べる女の子......。1枚1枚の写真からは、治療期間を自分らしく楽しむ前向きなパワーが伝わってきます。そんな写真を真剣に見つめるのは、このコンテストを主催する日本臨床矯正歯科医会の先生と、協賛企業の担当者。

「ここから数名を選びだすのは難しいですね」
「ぜんぶ選びたいところだけど」
なごやかな雰囲気の中、部屋のあちこちからそんな声が聞こえてきます。


1次審査を行ったこの日は、全国から送られてきた366作品から13作品を選出。そして、後日行われる2次審査で8作品にしぼり、最終審査ではその8作品の中から得票数の多かった順に「最優秀賞」1作品と「優秀賞」2作品が選ばれるのです。
受賞者は、2011年に行われる表彰式で正式発表されることになります。その表彰式を、今回は「さっぽろ雪まつり」で賑わう冬の札幌で開催することに。今回は、それを記念して、道内からの応募作を対象とした「札幌大会賞」を特別に設定。計5作品が受賞の対象となりました。


「患者さんの笑顔を見るのは、我々矯正歯科医にとって、いちばんうれしいこと。しかも、送られた写真からは治療期間を前向きにとらえる患者さんの気持ちが伝わってきて、感動しますね」

「このコンテストを通じて、ブレースをつけていることがごく自然で普通のことだという意識が、もっともっと広まってほしいですね」

審査を担当する矯正歯科医の、そんな言葉が印象的でした。

札幌大会賞を受賞したのは...

Vol.02 「第6回ブレーススマイルコンテスト」表彰式レポート

「第6回ブレーススマイルコンテスト」表彰式レポート


年が明けて2011年。いよいよ受賞作の表彰式が行われる2月10日を迎えました。この日の札幌は、数日前までの寒さが少しゆるんだ、心地よい晴天。
表彰式の会場である「札幌コンベンションセンター」のホール一角には、ブレスマの全応募作品がずらりと張り出され、インパクトを放っています。


11時45分。
表彰式の開始とともに、受賞者のみなさんと主治医が壇上へ。関係者が見守る中、その表情は少々、緊張しているようにもみえます。


日本臨床矯正歯科医会の会長挨拶に続いて、さっそく受賞作品の発表がはじまります。

まずは、札幌大会賞に輝いた2作品の発表から。

「治療をして将来の夢をみつけました」札幌大会賞の高桑葉月さん


【札幌大会賞】
『やったね!!』高桑菜月さん(12歳/北海道在住)

一人目の札幌大会賞は、小学6年生の高桑葉月(はづき)さん。
作品名は、『やったね!!』です。

剣道着を着て、首からキラキラと輝くメダルをさげてスマイルする高桑さん。 晴れ晴れとした笑顔は、勝利の喜びにあふれているようです。そんな高桑さんに、これまでの矯正ライフについて、うかがってみました。


応募した写真はいつ撮ったものですか?

昨年8月に道内であった剣道の大会で、チーム優勝したときのものです。偶然この日は12回目の誕生日だったこともあって、いい結果が出せてすごくうれしかったです。

矯正歯科治療と剣道の両立は問題なかったですか?

はい。最初は面をつけるとよけい歯が締めつけられる感じがして痛かったんですけど、キレイな歯並びになりたいから、がんばって治療を続けました。昨年12月にブレースがはずれたので、今はリテーナー (※)をつけています。


リテーナーはちゃんと使えていますか?

はい。先生からもリテーナーをきちんとつけないと、せっかく並んだ歯が動いてしまうよって言われているので、歯みがきと食事のとき以外はちゃんとつけてます。つけていると、ちょっとしゃべりにくいですけど(笑)。

矯正歯科治療を受けてよかったと思いますか?

すごくよかったと思っています。この間、矯正歯科医院で治療前にとった歯型と、治療後にとった歯型をくらべてみたんですけど、全然ちがいました。以前はガタガタで、とんでもなかった!

治療してよかった、と思うことはなんですか?

将来、歯科衛生士さんになるという夢ができたことです。初めて矯正歯科に行ったとき、受付にいたおねえさんがカラーゴムをつけて矯正の治療をしていたんです。それをみて、こんなに矯正ってかわいいものなんだ! ってびっくりして。
それから矯正歯科の歯科衛生士さんになりたいって思うようになりました。私も治療したから、患者さんの気持ちがわかってあげられると思うんです。

中学生になっても剣道を続けて、将来はぜひ素敵な歯科衛生士さんになってくださいね。

※リテーナー:矯正歯科治療で動かした歯を、その位置で保定させるための装置。

「矯正するのが楽しみでした」札幌大会賞の富永晃成さん


【札幌大会賞】
『うれしい!楽しい!矯正!』富永晃成さん(8歳/北海道在住)

そして、札幌大会賞の二人目に選ばれたのは、小学3年生の富永晃成(こうせい)さん。
作品名は、『うれしい!楽しい!矯正!』です。

矯正歯科治療をスタートして約1年。その間に妹が誕生したという富永さん。受賞作は、兄妹で過ごす自宅でのワンシーンです。


受賞の知らせを聞いたときは、どう思いましたか?

ええー! って、すごくびっくりして、うれしかったです。妹があんなに泣いている写真なのに選ばれたんだなあって。

妹さんとは仲がいいんですか?

はい。すごくかわいいです。

矯正歯科治療をはじめたのはなぜですか?

前歯が出ているのが気になって、自分から矯正したいって言ったんです。だから、装置をつけるのは楽しみでした。ヘッドギア(※)をつけることになるとは思わなかったけど。


ヘッドギアにはもう慣れましたか?

はい。自分でつけたりはずしたりするのは、ちょっと大変だけど、歯並びがよくなると思えば平気です。最初は時間がかかったけど、今は一人で早くつけられるようになりました。夜もちゃんとつけて寝ています。

もうずいぶん歯並びが整ってきてますね

もしかしたら、もうすぐブレースをはずすかもしれないんです。ブレースがなくなったら、これまでちょっと食べにくかったハンバーガーとかお餅を、思いっ切り食べたいです!

将来は、大好きな電車の運転手さんになりたいという富永さん。整った歯並びで、笑顔のカッコイイ運転手さんを目指してくださいね。

高桑さん、富永さん、受賞おめでとうございます!

※ヘッドギア:上あごの発育を抑えて奥歯を後方に移動させるための取りはずし式の装置。

審査の様子はこちら優秀賞を受賞したのは...

Vol.02 「第6回ブレーススマイルコンテスト」表彰式レポート

「第6回ブレーススマイルコンテスト」表彰式レポート

「自分のコンプレックスを愛せるようになりました」出崎朝子さん



【札幌大会賞】『見て!!私のコンプレックス』
出崎朝子さん(27歳/大阪在住)

次は優秀賞2作品の発表です。まず一人目は、大阪在住の出崎朝子さん。
作品名は、『見て!!私のコンプレックス』です。

歯並びの悪さと、あごが出ていることが長年のコンプレックスだったという出埼さん。そのコンプレックスを改善するために決意したのが、外科手術を併用した矯正歯科治療でした。



治療先をどのように選ばれたのですか?

以前通っていた一般歯科の先生に咬み合わせが悪いことを相談したら矯正歯科の先生を紹介してもらえて、2年前に初めて矯正歯科に行ったんです。信頼している先生からの紹介だったので、まったく不安なく矯正治療をはじめることができました。

4月に外科手術を受けるとのことですが、今の心境は?

正直言って、手術をする不安より、コンプレックスが解消される歓びのほうが大きいですね。手術を受けると、あごの形は変わります。つまり、このあごの形は今だけのもの。そう思うと、長年のコンプレックスだった自分のあごを愛してあげようと思えるようになったんです。
だから応募作のタイトルも『見て!!私のコンプレックス』です。
こう思えるようになったのは、自分にとってかなり大きな変化ですね。

応募作は、どなたが撮ったものですか?

カメラを勉強中の友人が昨夏、地元の海で撮影してくれました。今回、表彰式にもその友人と一緒に来ています。表彰式が終わったら、二人で札幌の雪まつりや小樽を見て回るのが楽しみです。


今の段階で、治療してよかったと思えることは何かありますか?

今は外科手術にそなえて「術前矯正」(※)をしているところで、この先も治療はまだまだ続きます。でも、すでに自分の歯を大事にしようという気持ちがわいてきました。
歯みがきにしても、これまではうわべだけザッと磨いていたんですが、今は歯の1本1本を意識して、ていねいに磨いています。治療前はむし歯も6本くらいあったのですが、これからはむし歯なんかできないように、自分の歯を大切にしていきたいと思っています。

やわらかな雰囲気が印象的な出崎さん。これからの治療、がんばってくださいね。

※術前矯正:手術後に歯が咬み合うように行う、術前の矯正歯科治療。

「「部活に治療に全力投球!」宇野澤萌さん


【優秀賞】『Enjoy & High School Life』
宇野澤 萌さん(16歳/千葉在住)

続いて二人目の優秀賞に選ばれたのは、千葉県在住の高校1年生、宇野澤 萌さん。
作品名は、『Enjoy & High School Life』です。

高校生らしく表彰式に学校の制服で参加してくれた宇野澤さんは、ブレース スマイル コンテストへの応募3度目で、みごと賞に輝きました。


これまでの2回はどんな写真で応募したのですか?

どれも部活のソフトテニスをしている写真ばかりです。ソ
フトテニスは中学から始めて、今も毎日しています。一日の中心が部活といってもいいくらいです(笑)。

受賞作も「これから部活」というシーンですか?

はい、そうです。去年の夏休み、朝7時頃に練習のために家を出たところをお母さんが撮影してくれました。



治療を始めた理由はなんですか?

デコボコだった歯並びを治すためです。乳歯のときは揃っていたのに、永久歯に生えかわってから、だんだんガタガタになってきたんです。最初は治療するのがイヤでした(笑)。痛いって聞いていたから。でも、先生のところでいろいろ話を聞くうちに、歯並びがキレイになるんだったら、やってもいいかなと思えてきました。

実際、治療の痛みはいかがでしたか?

ブレースをつけてすぐは痛かったです。でも、はじめたからには頑張ろう! と思ったのと、歯が揃ってくるのを見ると気持ちいいし、今はやってよかったって思えます。

そんな宇野澤さんの将来の夢はなんですか?

体を動かすことが大好きなので、体育の先生になりたいです。

安定した咬み合わせは、将来の夢をしっかりバックアップしてくれることでしょう。

出埼さん、宇野澤さん、受賞おめでとうございます!

札幌大会賞を受賞したのは...いよいよ決定!最優秀賞を受賞したのは...

Vol.02 「第6回ブレーススマイルコンテスト」表彰式レポート

「父から娘へ笑顔のバトンタッチ」宍戸昌行・愛実さん


【最優秀賞】『矯正笑顔 バトンタッチ!』
宍戸昌行さん(38歳)・愛実(あみ/8歳)さん(北海道在住)

そして、いよいよ最優秀賞の発表です。
366作品の中から「第6回ブレース スマイル コンテスト」最優秀賞に選ばれたのは、父娘で治療中の宍戸昌行さん・愛実(あみ)さん。
作品名は、『矯正笑顔 バトンタッチ!』です。

昌行さんが矯正歯科治療を始めた3年後に、長女の愛実さんも治療をスタート。そんな父娘の爽やかな笑顔が、最優秀賞受賞の決め手になりました。


そもそも昌行さんが治療を始めた理由はなんですか?

あごの腫れや痛みを改善するためです。顎関節がずれていて、咬み合わせも悪く、指1本分も口が開きませんでした。頭痛もひどくて、なんとかしたいと思っていたんですが、原因がハッキリしません。
そんなとき、矯正歯科の先生に「咬み合わせを治せばよくなるかもしれない」といわれたのですが、人前に出る仕事をしていることもあり、30代半ばにもなって矯正装置をつけることに抵抗があったんです。でも、機能面での不具合ですから、放置するわけにはいきませんよね。それで思い切って治療を始めました。


治療を受けて体の不調は改善されましたか?

はい。咬み合わせが整ってきたことで口も大きく開くようになり、頭やあごの痛みもすっかり消えました。体調が安定したので、先日は地元のフルマラソンにも出場することができたんですよ。

仕事をするうえで、治療がネックになったことはありますか?

いいえ。最初は僕自身、ブレースが気になって作り笑顔が多かったのですが、今は装置への抵抗感はまったくありません。逆に、矯正装置をつけていることで、お客さんから『うちの子どもも矯正を考えているんだけど』などと話しかけられ、会話の材料になったりしています(笑)。


愛実ちゃんが治療を始めたことをどう思われますか?

よかったと思います。将来、僕のような機能面での問題が出る前に治しておいたほうがいいと、心から思えますから。娘は生まれつき舌小帯が短いので、矯正しながら舌のトレーニングもしています。
それと、家にいるときはヘッドギアもつけています。 コンテストに応募する写真を撮ったときは、まだ治療を始めて2カ月だったので、ヘッドギアが恥ずかしくて、外で写真を撮るのをいやがっていたんです(笑)。
でも、今はだんだん慣れてきたようですね。

では、最後に愛実ちゃんに。歯がキレイになったら何がしたいですか?

ツルッツルの歯をさわってみたいです!

昌行さん、愛実ちゃん、最優秀賞、本当におめでとうございます。

優秀賞を受賞したのは...

壇上で主治医を交えて集合写真を撮るときには、最初のような緊張した様子はなく、受賞者のみなさんは、とても和やかでうち解けたムード。

今回の受賞が、一人ひとりの今後の治療ライフをより前向きにするきっかけになりますように。そして、咬み合わせと歯並びの大切さが、この壇上から、さらに多くの人へと広まっていきますように。

受賞したみなさんの笑顔を見ながら、そんなことを思った表彰式でした。

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