2016年12月 8日

第12回ブレーススマイルコンテスト受賞作品発表

2016年12月8日

第12回ブレーススマイルコンテスト受賞作品発表
~最優秀賞は、掛須 悠由さん『地震なんかに負けないぞ』~

公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会

矯正歯科専門開業医の全国組織である日本臨床矯正歯科医会(会長:富永雪穂)では、矯正歯科治療中の方を対象とした笑顔のフォトコンテスト「第12回ブレーススマイルコンテスト」の受賞作品を決定しました。
今回は、「ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔」をテーマに、全国の3歳から54歳までの幅広い年齢層から310作品と多くの応募がありました。第1次選考、第2次選考と厳正な審査の結果、「最優秀賞」に輝いたのは、熊本県在住の掛須 悠由さん(11歳)の『地震なんかに負けないぞ』でした。また、「優秀賞」には、小木戸 胡春さん(広島県在住)と飯伏 莉沙さん(大阪府在住)、そして、大会賞には村上 のの子さん(千葉県在住)が選ばれました。なお、表彰式は、2017年2月22日(水)にヒルトン成田(千葉県成田市)で開催いたします。

最優秀賞『地震なんかに負けないぞ』 掛須 悠由さん(熊本県在住)

最優秀賞『地震なんかに負けないぞ』 掛須 悠由さん
【応募コメント】
熊本地震後に自宅前で撮影。被害は大きかったけど歯並びも街並みも綺麗にする事を目標に兄妹で力を合わせてニッコリ笑顔で頑張るぞ。

優秀賞『夏のアスレチック』 小木戸 胡春さん(広島県在住)

優秀賞『夏のアスレチック』 小木戸 胡春さん
【応募コメント】
治療を始めた頃は心配も多かったですが、とても前向きに頑張っています。大声でよく笑う子です。

優秀賞『自慢の矯正装置』 飯伏 莉沙さん(大阪府在住)

優秀賞『自慢の矯正装置』 飯伏 莉沙さん
【応募コメント】
コンプレックスだったわたしの歯並びを綺麗にしてくれた、自慢の矯正装置。最初は抵抗があったけれど、いつの間にか人の目が気にならなくなりました。今では夢の国でだって、大きく口を開けて笑えます!

大会賞『自慢の笑顔』 村上 のの子さん(千葉県在住)

大会賞『自慢の笑顔』 村上 のの子さん
【応募コメント】
矯正治療を始めて2年以上経ちました。写真を見て振り返ると、きれいな歯並びになったと感じます。自分の笑顔と歯を見ると嬉しくて、鏡を眺めることが日課になっています。治療が終わる日がとても楽しみです。

第12回ブレーススマイルコンテストの概要
1 テーマ 「ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔」
2 募集期間 2016年6月1日(水)から8月31日(水)まで
3 応募条件 応募者が矯正歯科治療中の方
4 表彰式 2017年2月22日(水)
ヒルトン成田(千葉県成田市)
5 応募総数 310作品
6   賞  最優秀賞1作品
優秀賞2作品
大会賞1作品
7 主 催 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
日本歯科矯正器材協議会

2016年11月29日

第44回日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会のご案内

公益社団法人・日本臨床矯正歯科医会(会長 富永雪穂)は第44回日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会(大会長 土屋 俊夫)を平成29年2月22日・23日水・木)の両日、ヒルトン成田にて開催いたします。

日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会

今大会のテーマは「成長期の不正咬合を考える~連携の新しい形~」です。大会テーマに基づいた臨床セミナーや、矯正臨床の重要課題を採り上げた当医会ならではの多彩なプログラムはもちろん、スタッフプログラムにおいては昨年に続きラウンド・テーブル・ディスカッションも企画しました。ぜひ医院のスタッフ皆様でご参加ください。

【開催日時】平成29年2月22日(水)・23日(木) 
大会・懇親会会場:ヒルトン成田
(JR成田駅、成田空港からシャトルバス15~20分)
〒286-0127 千葉県成田市小菅456
TEL:0476-33-1121

会場へのアクセス等は以下のホームページにてご確認ください。
>>http://hilton-narita.ishinhotels.com/

【主なプログラム】(予定)
○シンポジウム(支部企画) 2月23日(木)13:40~15:40   座長:土屋 俊夫
『学校歯科健康診断、歯列・咬合・顎関節の事後措置における地域連携を考える』
コーディネーター 黒田 敬之先生(東京医科歯科大学名誉教授)
パネリスト
① 『咀嚼機能の向上』 中村 道先生(高橋矯正歯科診療所 所長)
② 『学校における歯科保健の未知なる分野』小縣 雅子先生(千葉県印旛郡市養護教諭会会長)
③ 『渋谷区における地域連携をふまえた組織づくり』坂本眞理子先生(前渋谷区歯科医師会会長)

○臨床セミナー(学術企画) 2月22日(水)15:10~17:10         座長:三戸 天元
『骨格性上顎前突の早期治療について考える その1-骨格性下顎遠心咬合の早期治療は有効か-』
稲毛 滋自会員(学術委員会)
『上顎前突の早期治療は有効か』
末石 研二先生 (東京歯科大学歯科矯正学講座教授)

○招待講演  2月22日(水)17:20~18:00、18:00~18:40         座長:井上 裕子
『Move teeth beyond boundary』Dr.Kelvin, Wen-Chung Chang(Taiwan Association of orthodontists)
『Achieving better esthetic results in bimaxillary protrusion treatment』Dr. Jae-Man Hyun(Korean
Society of Orthodontists)

○会員発表(アンコール賞受賞発表) 2月22日(水)10:10~11:20  座長:小林 聡
『小下顎症の矯正歯科的治療の過程で重度の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が改善された症例』
池森 由幸会員(東海支部)
『咬合崩壊をしている成人High angle症例』  堀内 敦彦会員(甲信越支部)
『下顎前歯に咬合性外傷の見られた重篤な過蓋咬合のtwo incisors症例』 府川 彰久会員(静岡支部)

◯スタッフプログラム
①スタッフプログラム1 2月22日(水) 10:10~11:40               座長:坂本 紗有見
『身体からアプローチするカウンセリング心理学』真織 由季氏(BTU バランスセラピーuniversal/
武蔵小杉教室教室長 ストレスケアカウンセラー 元宝塚歌劇団)
②スタッフプログラム2 会員診療所スタッフ講演 2月22日(水)12:40~13:40   座長:佐奈 正敏
1)『審美的要求の高い患者に対する当院の試み-美しいスマイルのために-』斎藤絵里子(はしば矯正歯科)
2)『矯正歯科スタッフが知っておきたいMFT(口腔筋機能療法)』橋本 律子(大野矯正クリニック)
3)『矯正歯科医院におけるプロフェッショナルクリーニングシステム』佐藤朱美(岡下矯正歯科)
③スタッフプログラム3  2月22日(水)14:50~16:00           座長:野村 聡
『成長期の子どもたちを健やかに育てるために私たちが出来ること
‐その子ども本来のカタチに近づけるために‐』
小川 晴也会員(中四国支部)
④スタッフプログラム4  2月22日(水)16:30~17:20            司会:深井 統久
 スタッフラウンドテーブルディスカッション  
  ☆TC(2題)
1)『初診カウンセリングでのトリートメントコーディネーター(TC)の役割』中谷 藍(岡下矯正歯科)
2)『当院がトリートメント・コーディネーターを導入した理由-これから導入しようとお考えの皆様へ-』 永井 佑奈(かわぐち矯正歯科)
☆MFT(3題)
3)『スマイルトレーニングを含めたMFTの導入方法』 山本 舞子(ふなき矯正歯科)
4)『Visual feedback効果を用いた口蓋への舌の位置について』
山地 加奈(こうざと矯正歯科クリニック)
5)『口腔筋機能療法(MFT)のここが知りたい-Q&A- 』
石野由美子(二子玉川ガーデン矯正歯科)
☆チームワーク(1題)
6)『新人衛生士教育のポイント』 堂園 葉月(木下矯正歯科)
☆技工(2題)
7)『床矯正装置の製作方法-基本構造とその応用-』 更科 綾(たけうち矯正歯科クリニック)
8)『矯正歯科における院内技工士の役割』 山本 孝教(岡下矯正歯科)
☆口腔衛生(2題)
9)『矯正治療中の口腔ケア-患者のモチベーションアップの秘訣-』
清水 成美(銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック)
10)『年齢や症例別の歯ブラシ選び」 常吉いすず(のぶしま矯正歯科) 
☆その他(6題)
11)『ブラケット除去後の歯面のボンディング材除去について』
岩崎のぞみ(アルファ矯正歯科クリニック)
12)『上手な印象の取り方・上手な写真の撮り方.皆さんはどんな工夫をしていますか?』
大神田美紀(ドモン矯正歯科)
13)『処置中に患者さんに苦痛を与えている行為とその対策』
川上沙耶華(のむら矯正歯科)
14)『広げよう新人歯科衛生士の輪』 金高 由香(のむら矯正歯科)
15)『患者さんの安全確保は大丈夫ですか?-医院の感染対策を見直そう-』
片山 章子(銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック)
16)『チーム力のあるスタッフを目指そう!!』丸岡 恭子(三田矯正歯科医院)
☆コミュニケーション(3題)
17)「トラブル防止を目的とした「情報収集・共有」のシステム化」 
石川 陽子(木下矯正歯科)
18)『患者様へのホスピタリティーとコミュニケーションについて』
藤内悠起子(表参道高柳矯正歯科)
19)『成長期の子どもたちを健やかに育てるために私たちが出来ること』
小林 純子(小川矯正歯科)

そのほか、学術展示、症例展示,商社展示、企業プレゼンテーション、ブレーススマイルコンテスト表彰式、懇親会が予定されています。

■ 大会参加費:(事前申込み平成29年2月13日まで/2月3日以降)
会員外大学関係者: 5,000円/6,000円
会員外: 10,000円/11,000円
■ 懇親会:     6,000円/7,000円

第44回日本臨床矯正歯科医会大会・千葉大会では、従来のファックスによる参加申込みと併用して、Web上からの参加申込を実施いたします(口腔保健協会構築のシステムを利用します)。以下のサイトから参加申込を行っていただくことが可能です。
>>http://www.kokuhoken.or.jp/form/jpao/meet44/

●第44回大会参加申込に関するお問い合わせ先
〒170-0003 東京都豊島区駒込1-43-9
  (一財)口腔保健協会 コンベンション事業部内 日本臨床矯正歯科医会事務局
     Tel:03-3947-8761/Fax:03-3947-8873

2016年11月22日

これまでの人生で得たことを次の世代へと引き継ぎたい

Q宮里プロにとって、よい歯並びはどんな意味を持ちますか?
宮里宮里口は食事をとる際の入口で、人間が生きるうえで必要不可欠な器官のひとつです。そこに整った歯並びがあれば、しっかりものが噛めるので、いい咬み合わせは健康にもつながるんじゃないかと思いますね。
富永そうですね。実は、8020達成者を調べた結果、受け口や開咬(奥歯をかみ合わせても上下の前歯の間に隙間ができる状態)の人は一人もいなかったという調査結果が東京歯科大学から出ているんですよ。これは言い方を変えると、咬み合わせがしっかりしていると、年齢を重ねても自分の歯で食事ができる、ということです。
宮里いいですね。「芸能人は歯が命」といいますが、芸能人じゃなくてもよい歯並びは自分らしく生きるうえで大事なんですね。僕自身、治療して安定した咬み合わせのよさを実感しているので、そのことを子どもや孫の代まで伝えていきたいと改めて思います。

8020(ハチ・マル・ニー・マル)達成者
1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動のこと。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われている。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まった。
日本の達成者の割合は38.3%(2011年)となっている。
8020(ハチ・マル・ニー・マル)達成者


Q今、ジュニア選手の育成をされていますが、指導するうえで大切にしていること、次世代に引き継ぎたいことは何ですか?
宮里運動能力は見た目でわかりますが、練習次第で伸ばすことができます。ですから、親御さんには個性に合った伸ばし方をすすめるようにしています。また、子どもの頃は技術よりもゴルフの楽しさやマナーをきちんと学ぶことが大事だと思うので、その部分をしっかりと根づかせたいですね。
富永その意識は歯科分野とも共通しますね。我々としては、子どものときは好き嫌いなくいろんなものを食べて、歯をみがくという生活のルールやマナーを身につける時期だと考えています。その後に矯正歯科医のもとを受診して、問題がある場合はその子に合った治療開始時期や治療方法を選択する。我々専門家としては子どもを長い目で見て、その時々に必要なことをきちんとアドバイスすることが大切だと思っています。
宮里・富永宮里確かに、その通りですね。「いいものはいい」とまわりの大人が教えてあげないと、何がよくて何が悪いのか、子どもは自分で判断できなくなってしまいます。特にゴルフは審判のいないスポーツですから、自分が自分の審判となり、状況を判断して進まねばなりません。そのためにも判断の基準を教えることが大切になります。自分が親からしてもらったように、僕自身、これまでの人生で学んだことは、次の世代に引き継いでいくつもりです。
富永これからも応援しています。今日は素晴らしいお話をありがとうございました。


★おわりに――
整っていく歯並びを楽しみながら前向きに治療を受けた宮里プロ。そのお話から矯正歯科治療とは単に見た目を整えるだけではなく、心と体の両面にプラスの影響を与えるものだということがわかります。そして、安定した咬み合わせは人生の可能性を開くものだということも。治療を機に、力強く前進する宮里プロの今後のさらなるご活躍に期待しています!

宮里優作さん公式サイト
http://yusakumiyazato.com/

治療を通して子どもの歯に、より意識が向くように

Q一緒に治療した奥様には、どんな変化があったと思われますか?
宮里いちばんの変化は表情が明るくなって、よく笑うようになったということでしょうか。やはり、笑ったときに歯並びに自信があるのは、女性としての強みですね。僕自身も同じで、初優勝が治療後でよかったと思っています(笑)。写真に撮られるとき、歯並びがいいほうが断然印象がいいですから。妻は今でもテレビに映る僕を見て、「矯正してよかったね」と言ってくれますよ。
富永スポーツなどで活躍する方は、海外の人にとっては"日本の顔"であって、子どもたちにとってのお手本でもあります。それだけにキレイな歯並びと笑顔で写真に登場することは、歯並びに悩んでいる人や自信のない人に大きな影響力を持ちます。宮里プロのように、治療を公言して前向きに取り組むことは、一つの社会貢献だと思いますね。

Q装置がとれた今も、矯正歯科には通われていますか?
宮里はい、2カ月に一度くらいの割合で矯正歯科に行っています。リテーナーも、夜にはちゃんとつけて寝ていますよ。妻も今は装置がはずれていますが、矯正歯科には定期的に通っています。
富永矯正歯科治療で一度歯並びが整っても、その後の保定期間を怠ると歯は元あった位置に戻ろうとしますから、これからもリテーナーはぜひお続けください。

リテーナーリテーナー
矯正装置を外した後に動かした歯を理想的な位置で安定させるためにつける装置。リテーナーをつける期間を「保定期間」と呼び、その間は3カ月~6カ月に一度の通院となる。


Q宮里プロのお子さんは今、何歳ですか?
宮里・富永宮里上が8歳、下が4歳です。
富永7~8歳は前歯が永久歯に生えかわる頃で、ちょうどむし歯ができやすい時期なので、きちんとした歯みがきを習慣づけることが大切ですね。
宮里そうですね。治療を受けたことで息子たちの歯にもより意識が向くようになり、家にいるときは僕が子どもたちの歯みがきをしています。
富永いいお父さんですね!
宮里ありがとうございます。実は、僕が小さい頃、母がよく歯みがきをしてくれたんです。これまでむし歯が1本もないのは、そのおかげだと思っているので、自分の子どもにも同じことをしてあげたいなと。子どもたちも、僕や妻を見ていて矯正歯科治療にいいイメージがあるようで、上の子は自分から「いつ治療できるの?」なんて言っています(笑)。きっと、早くカラーゴムをつけたいんだと思います。

Qお子さんの歯並びで、気になることはありますか?
宮里家では子どもの歯みがきをしたり、口の中をよくチェックしたりして、自分なりに気にかけていますが、歯磨き以外で小学生低学年のうちに気をつけるべきポイントがあるのかが知りたいですね。
富永まず、そのくらいの時期になると、歯並びに関する問題がハッキリしてきます。咬み合わせや歯並びが気になる場合は、一度、かかりつけの歯科医や矯正歯科医のもとを訪ねておくとよいでしょう。なかには、一見問題ない歯並びでも専門の歯科医のもとで検査を受けることで、将来生えてくる永久歯の数が少なかったり、多すぎたりという問題がわかる場合もあります。矯正歯科では検査のために、セファログラムという頭部のX線写真を撮ることもあります。必要に応じて専門の医療機関に相談するといいですよ。
宮里宮里わかりました。
富永それから、乳歯のむし歯は生えかわるから平気だと言う方がいますが、決してそんなことはありません。子どもの歯のむし歯は永久歯の咬み合わせに大きな影響を与えるので注意していただきたいですね。それにしても、子どもの口の中を見たり指導したりする父親は、そうそういないと思います。ご自身の体験から歯並びの大切さを理解されているので、ツアーでお忙しい中でもそれができるんですね。
宮里いえいえ、そんなに大それたことではなく、ふだん仕事で家を空けることが多いので、せめて自宅にいる間はという気持ちです(笑)。あとは、母親から受けたことを引き継ぎたいという気持ちもあります。すこやかな歯は、やはり大切ですから。

セファログラムセファログラムとは?
矯正歯科で用いる、一定の規格で撮影された頭部のX線写真。セファログラムを撮影することで、上下のあごの大きさや形、前歯の傾きなどがチェックできる。矯正歯科治療の検査には不可欠なもの。


★次のページでは、ゴルフにかける思いについてご紹介!

矯正装置を積極的に見せて前向きに楽しんだ治療期間

Q治療中は、いかがでしたか?
治療中宮里事前に、歯が動く痛みは多少あると先生から聞いていましたが、僕の場合、まったく痛みはなく、むしろ治療を楽しんでいました。治療中に使うカラーのゴム(カラーモジュール)も、妻と一緒にあえてカラフルなものを選んだりして。通院してゴムの色を変えた日は、家に帰ると子どもたちが喜んでくれるんですよ(笑)。ですから、装置を外すときは寂しい気がしたくらいです。
富永治療に対する前向きなお言葉を聞くと、我々としてはうれしいですね。宮里プロのように、最近は矯正歯科治療を恥ずかしがらずにポジティブな態度で受ける方が増えてきました。ただその一方で、やはり装置は目立たせたくないという方もいらっしゃいます。そうした患者さんの多様なニーズに応えるために、今はさまざまなタイプの装置が揃っています。自分がどういう治療をしたいかを主治医と相談しながら、使う装置を決めていくのがいいでしょう。



カラーのゴムカラーのゴム(カラーモジュール)
矯正歯科治療で使う器具の一つで、ブラケットにワイヤーを固定するために使われる小さな輪ゴム。ブラケットをつけている間は通院のたびにつけ替えることに。カラーモジュールにはピンクやグリーンなど、カラフルな色が揃っている。


Q宮里プロはよく海外に行かれますが、日本と海外とでキレイな歯並びへの意識の違いは、お感じになりますか?
宮里感じますね。特に、アメリカはもはや矯正歯科治療は当たり前という感覚です。治療をすることで見た目を改善するというのもありますが、歳をとっても自分の歯で噛んで食べるために歯を治すという文化が根づいています。僕もその影響を受けたのか、矯正装置を見せることへの抵抗はまったくありませんでした。だからこそ、やるなら楽しもうと。
富永矯正歯科治療に限らず、何事にも積極的に前向きに行うということは、競技に対する姿勢だけでなく、人生に対する姿勢にも表れそうですね。

Q矯正歯科治療を受けて、心身にどんな変化がありましたか?
治療後宮里僕はプロデビューしてから11年近く優勝できなかったのですが、矯正装置を外した翌年から優勝するようになり、成績も毎年上がっています。それと、やはりケガが少なくなりました。ケガが少ないということは、年間を通してパフォーマンスを維持できるわけですから、プロの証ともいえます。それが今の自分の"強み"になっていますね。治療をして本当によかったと心から思っています。
富永素晴らしいですね。ほかに、咬み合わせを改善したことで身体機能にはどのような影響がありましたか?
宮里まず、歩き方が変わりました。以前は首が少し前に出るクセがあったのですが、治療後は自分のニュートラルポジションにすぐに入れるようになり、きちんとした姿勢で無理なく歩けるようになったと思います。
治療後富永ゴルフはたくさん歩くスポーツですからね。
宮里そうですね、1週間で50㎞は歩きます。それだけに、歩行時の体のバランスやスピードはとても大切なんです。治療前から歩き方のトレーニングは受けていたのですが、以前は意識していないとニュートラルなポジションに入れなかったのが、自然にできるようになったことは、すごく大きな変化点ですね。


★次のページでは、子どもの歯並びへの意識についてご紹介!

体のバランスを整えてケガをなくしたい!そのために始めた矯正歯科治療

いま知っておきたい矯正歯科の選び方

体のバランスを整えてケガをなくしたい!そのために始めた矯正歯科治療

■宮里優作さんって、どんな人?
宮里優作プロゴルフファンには説明するまでもありませんが、まずはプロフィールからご紹介しましょう。"宮里3兄妹"の次男として1980年に沖縄で生まれた宮里優作さんは、父・優さんの指導のもと3歳からゴルフを始め、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得してきました。その腕前は高く評価され、東北福祉大学時代は日本アマチュアゴルフ選手権、日本学生ゴルフ選手権で優勝するなど圧倒的な強さをみせ、なんとプロトーナメントにおいても出場4試合連続でトップ10に入った実績も。

その後、2003年にプロデビュー。しかし、1年目からシードこそ手にするものの、約10年間なかなか優勝には届きませんでした。

宮里優作プロそうした中、宮里プロは2011年2月からの1年半、矯正歯科治療を受けることに。

プロゴルファーとして、今に続く輝きを放ち始めたのは、治療を終えた直後から。印象的なのが、2013年の「JTカップ」での初優勝です。最終18番のロブショットがカップへと吸い込まれた瞬間、感極まって号泣する姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。

宮里優作プロその後、翌2014年には開幕戦で2勝目を挙げ、年をまたいでの国内連勝を達成。2015年にもシーズン1勝し、賞金ランクでも2位に。さらに、今年からは選手会会長に就任するなど、国内男子ゴルフ界のリーダーとして注目されているのです。

こうしてみると、矯正歯科治療の前と後でゴルファーとしての活躍ぶりが大きく変化していることがわかります。宮里プロは矯正歯科治療をどのような思いで始めたのか、そしてご自身としては、治療後の変化をどう感じているのか―。

じっくりとお話をうかがいました。

Qまず、矯正歯科治療を始めたきっかけを教えてください
宮里・富永宮里僕はもともと歯が丈夫で、これまでむし歯ができたことは一度もありません。ただ、歯科医院には定期的に通ってメンテナンスを受けていました。そんな僕が矯正歯科治療を始めたのは、2010年にかかりつけの一般歯科医に「一度、治療を考えてみては?」とすすめられたのがきっかけです。以前から、咬み合わせの悪さが気になっていたこともあって、一般歯科医が紹介してくれた矯正歯科医にくわしく説明を受けたうえで治療に踏み切りました。
富永信頼できるかかりつけの一般歯科医から信頼できる矯正歯科医を紹介してもらったというのは、すごくいい方法ですね。ちなみに、咬み合わせが気になっていたということですが、矯正歯科治療を受けたいというお気持ちは以前からおありだったんですか?
宮里いえ、具体的に受けたいとまでは思っていませんでした。ただ、当時ケガが多くて、自分の体のバランスをもっと整えたいとは感じていたんです。そんなときに、矯正歯科医からスポーツをするうえで咬み合わせは大切だということ、咬み合わせが安定しないとケガに直結することなどの説明を受けて、プロとして常に最高のコンディションを保ちたいし、そのためにできることなら何でもやりたいと思っていたので、迷いなく始めることにしました。

Qもともとは、どんな歯並びだったのでしょう?
宮里宮里治療前は、上の2番目の歯(側切歯)2本が中に入り込んでいました。そのせいか、歯を噛みしめたときに奥歯に隙間ができたり、前歯に強く力がかかったり。口の中の力の伝わり方がアンバランスな状態でした。自分の体をコントロールするには、もっと力がうまく伝わる状態でなければいけないので、治療して安定した咬み合わせを手に入れることでケガを防ぎたいという思いが強かったですね。

富永なるほど。では、宮里プロは矯正歯科治療について、ある程度はご存知だったんですね。
宮里いえ、当時は専用の器材を歯につけて動かしていく、くらいの知識しかありませんでした(笑)。ただ、妻が一足先に同じ矯正歯科医のもとで治療を受けることになったので、「じゃあ一緒にやろう」と。

Q治療するにあたって不安などは特にありませんでしたか?
宮里優作プロ宮里矯正歯科の先生からさきほどお話したような説明を受けたあと、X線写真を撮って、治療の流れや期間の説明もきちんと受けたので、特に不安は感じませんでしたね。僕の場合、ツアーで国内外を移動するので、定期的な通院がどうしてもできない可能性があったのですが、先生が「来られるときに来ていいですよ」と言っていただけたのも、ありがたかったです。
富永治療前にきちんとした精密検査を行い、説明に納得したうえで治療を始めるというのは基本であり、とても重要なことです。大人の場合、治療中は月に一度程度の割合で通院することになりますが、急な日程変更に対応してもらえるかどうか、治療期間中に遠方への転勤や転居が生じても転居先の矯正歯科を紹介してもらえるかどうかも、事前に確認しておきたい点です。限られた日時にしか矯正歯科医がいない医院は、そのあたりの対応がよくないかもしれません。常勤として矯正歯科医がいるところを選ぶことが大切ですね。


★次のページでは、積極的に楽しんだ治療期間についてご紹介!

2016年11月15日

2016.11.15 「月刊ジュニアエラ」2016年12月号に記事広告が掲載されました

「月刊ジュニアエラ」2016年12月号に記事広告が掲載されました。
月刊ジュニアエラ

2016年11月 5日

日経プラス1にプロゴルファー宮里優作選手との対談記事が掲載されました

日経プラス1

2016年10月28日

「上顎前歯が突出した小児に対する早期治療(※)」に対する本会の見解

先般「上の前歯が出ている子どもは、永久歯が生えそろうまでは、矯正歯科治療を行わないことを強く推奨します」としたガイドラインが発表されました。すでに矯正歯科治療中、あるいはこれから治療を予定されているお子様のご家族の中には混乱や不安を感じる方々もおられるようです。しかしながら、実際に日本のみならず海外でも、上顎前歯が突出した小児に対する早期矯正治療は行われており、良好な結果を得ています。そのためには矯正歯科医が充分に精査診断し、早期治療の必要性と効果を適切に診断した上で長期的な治療計画のもとに治療を行うことが重要です。

前述のガイドラインは過去に発表された上顎前突の治療に関する科学論文の医学的データを基に作成されましたが、矯正歯科の分野はデータを得るための条件の統一等が難しく、現時点では十分な根拠(ランダム化比較試験に基づくエビデンス)がないことも明らかになっています。特に日本人の研究結果を掲載した科学論文は不足しており、この状況から得られたガイドラインは、わが国の矯正歯科治療の実態にはそぐわないと考えざるを得ません。
矯正歯科治療の開始時期は矯正歯科医が患者さん一人一人の症状や心理的側面、生活背景なども見極めて個別に判断する必要があります。そのため「この症状に対してはこの時期に治療を開始しなければならない」といったことはありません。多様な病態を持つ上顎前突をひとくくりに考えずに、矯正歯科医による十分な精査・診断により、その必要性、治療開始時期が選定されるべきです。従って専門教育研修を受け、豊かな経験を有する矯正歯科医が、適切な検査の後に早期治療の必要性があると診断し、十分な説明と患者と保護者の同意を得た上で行うのであれば、上顎前歯が突出した小児に対する早期矯正治療を行うことに問題はないと考えています。
一方、巷で行われている「早期治療」と称されるものには残念ながら十分な検査や矯正歯科医による診断、長期的な治療計画に基づかないものも見受けられます。現在受けられている治療の必要性と治療開始時期等に関して不安を感じている皆様には、本会会員をはじめとする矯正歯科専門開業医あるいは大学病院矯正歯科でのご相談をお勧めいたします。

※早期治療:乳歯の時期や乳歯と永久歯が混じり合う時期に、あごの成長を見ながら咬み合わせやあごの成長のコントロールなどを行う矯正歯科治療。

2016年10月24日

第12回「ブレスマ」入賞作品発表

「第12回ブレーススマイルコンテスト」最終選考投票期間は終了いたしました。
最終選考へのご協力、ありがとうございました。

矯正歯科治療中の方を対象にした笑顔のフォトコンテスト「第12回 ブレース スマイル コンテスト」(主催:公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会、日本歯科矯正器材協議会)の受賞作品が決定しました。

本コンテストは、矯正歯科治療中の方がより前向きに治療に取り組んでいただくことを目的として、日本臨床矯正歯科医会が2005年より実施しています。

今回は「ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔」というテーマのもと、全国からたくさんの方々にご応募いただきました。

一次審査の結果、310作品の中から11作品が入賞作品として選ばれました。 さらに、ここから最終選考として、みなさまの投票によって最優秀賞をはじめとする各受賞作品が決定しました。

最優秀賞『地震なんかに負けないぞ』 掛須 悠由さん(熊本県在住)

最優秀賞『地震なんかに負けないぞ』 掛須 悠由さん
【応募コメント】
熊本地震後に自宅前で撮影。被害は大きかったけど歯並びも街並みも綺麗にする事を目標に兄妹で力を合わせてニッコリ笑顔で頑張るぞ。

優秀賞『夏のアスレチック』 小木戸 胡春さん(広島県在住)

優秀賞『夏のアスレチック』 小木戸 胡春さん
【応募コメント】
治療を始めた頃は心配も多かったですが、とても前向きに頑張っています。大声でよく笑う子です。

優秀賞『自慢の矯正装置』 飯伏 莉沙さん(大阪府在住)

優秀賞『自慢の矯正装置』 飯伏 莉沙さん
【応募コメント】
コンプレックスだったわたしの歯並びを綺麗にしてくれた、自慢の矯正装置。最初は抵抗があったけれど、いつの間にか人の目が気にならなくなりました。今では夢の国でだって、大きく口を開けて笑えます!

大会賞『自慢の笑顔』 村上 のの子さん(千葉県在住)

大会賞『自慢の笑顔』 村上 のの子さん
【応募コメント】
矯正治療を始めて2年以上経ちました。写真を見て振り返ると、きれいな歯並びになったと感じます。自分の笑顔と歯を見ると嬉しくて、鏡を眺めることが日課になっています。治療が終わる日がとても楽しみです。


第12回「ブレスマ」入賞作品

01 作品タイトル:「自慢の矯正装置」
R.Iさん(22歳)
●応募コメント:コンプレックスだったわたしの歯並びを綺麗にしてくれた、自慢の矯正装置。最初は抵抗があったけれど、いつの間にか人の目が気にならなくなりました。今では夢の国でだって、大きく口を開けて笑えます!
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


02 作品タイトル:「お手入れはしっかりと!」
C.Nさん(33歳)
●応募コメント:ずっとコンプレックスだった歯並びですが、ようやく矯正治療が実現!治療中でもいっぱい笑ってモリモリ食べて、寝る前は特にしっかり歯磨き。装置を外してもピカピカの歯と笑顔でいれますように!
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


03 作品タイトル:「目指せ東京五輪」
K.Nさん(9歳)
●応募コメント:施術前はイメージだけで、親と子供共に施術することに不安でしたが、実際やってみると、こんなに簡単にできるんだといった感じです。歯磨きのやり方もすぐに慣れていまでは全く気にならなくなりました!歯並びと笑顔についてのコメント:笑顔で人の見た目の印象が変わります。歯並び悪い人といい人の笑ったときのさわやかさは初対面で会った人はその後のイメージを左右すると言っても過言ではないと思います。また歯並びは噛み合わせなどにも影響し、スポーツ選手にとっては、致命的であることから、矯正の必要性はかなり高いものだということがわかります。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


04 作品タイトル:「華の女子高生!!」
T.Uさん(15歳)
●応募コメント:最初は矯正器具をつけている自分の姿を見られるのが嫌だったけど、今では自満するように笑顔で見せています。おかげで、教室でも部活でも毎日楽しく過ごせています。これからもキレイな歯並びになるのを楽しみに、勉強も部活も頑張ります。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


05 作品タイトル:「仲良し3人組でビックスマイル」
R.Sさん(32歳)
●応募コメント:仲良し同期3人組で始めた矯正。矯正では時々痛む、歯に物が挟まる、歯ブラシが大変など不便な事もあるけど、徐々にキレイになってく歯を見ると嬉しくなります。今では自信を持ってビックスマイル出来る日を心待ちにしてます。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


06 作品タイトル:「地震なんかに負けないぞ」
Y.Kさん(11歳)
●応募コメント:熊本地震後に自宅前で撮影。被害は大きかったけど歯並びも街並みも綺麗にする事を目標に兄妹で力を合わせてニッコリ笑顔で頑張るぞ。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


07 作品タイトル:「野球も矯正も頑張ってます‼」
J.Hさん(8歳)
●応募コメント:息子は、奥歯の乳歯が早く抜けてしまったのと、若干受け口気味な事もあり治療を始めました。息子は野球をやってますので奥歯は踏ん張るのに大事ですし、シャイな息子は、はにかんだ笑顔が特徴なので矯正中も沢山、その笑顔を見せて欲しいです。父としてはいつの日か息子が治療を終えて、野球で日焼けした肌に真っ白いキレイな歯で笑える日が来ることを願っております。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


08 作品タイトル:「おそろいスマイル」
M.Aさん(28歳)
●応募コメント:矯正を始めるか迷っていることを彼に話したら、彼もやってみたいと。遠距離ですが、お互いに矯正の近況報告しながら、励まし合いながら頑張っています!最高の笑顔で結婚式を挙げたいです!
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


09 作品タイトル:「3兄弟」
K.Hさん(15歳)
●応募コメント:初めは、した方がいいいのか、はっきり分からなかったけど、年を経るにあたり、少し手間に思ったりもしましたが、良い歯並びになるのが目に見えてみえ、治療前のままだったらと思うと、唇もきちんと閉じるし、りすの様にもなってないので、本当によかったです。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


10 作品タイトル:「夏!スマイル!」
Y.Kさん(13歳)
●応募コメント:矯正治療を始めて2年が経ちました。目に見えてキレイになっていく自分の歯。鏡を見るのが嬉しくて仕方ありません。ブラケットを付けていても、この自信の笑顔!痛い時もあるけれど、キレイな歯並びの為に、月一回の治療を頑張っていこうと思います。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


11 作品タイトル:「夏のアスレチック」
K.Kさん(13歳)
●応募コメント:治療を始めた頃は心配も多かったですが、とても前向きに頑張っています。大声でよく笑う子です。
第12回ブレース スマイル コンテスト1次審査通過者


お問合せ先
共同ピーアール株式会社 PRアカウント本部4局 担当:大須賀、北条
電話:03-3571-5238

2016年10月12日

トレンドウォッチにプロゴルファー宮里優作選手のインタビュー記事が掲載されました

いま知っておきたい矯正歯科の選び方

体のバランスを整えてケガをなくしたい!そのために始めた矯正歯科治療

■宮里優作さんって、どんな人? 宮里優作プロゴルフファンには説明するまでもありませんが、まずはプロフィールからご紹介しましょう。"宮里3兄妹"の次男として1980年に沖縄で生まれた宮里優作さんは、父・優さんの指導のもと3歳からゴルフを始め、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得してきました。その腕前は高く評価され、東北福祉大学時代は日本アマチュアゴルフ選手権、日本学生ゴルフ選手権で優勝するなど圧倒的な強さをみせ、なんとプロトーナメントにおいても出場4試合連続でトップ10に入った実績も。 その後、2003年にプロデビュー。しかし、1年目からシードこそ手にするものの、約10年間なかなか優勝には届きませんでした。
宮里優作プロそうした中、宮里プロは2011年2月からの1年半、矯正歯科治療を受けることに。 プロゴルファーとして、今に続く輝きを放ち始めたのは、治療を終えた直後から。印象的なのが、2013年の「JTカップ」での初優勝です。最終18番のロブショットがカップへと吸い込まれた瞬間、感極まって号泣する姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。
宮里優作プロその後、翌2014年には開幕戦で2勝目を挙げ、年をまたいでの国内連勝を達成。2015年にもシーズン1勝し、賞金ランクでも2位に。さらに、今年からは選手会会長に就任するなど、国内男子ゴルフ界のリーダーとして注目されているのです。 こうしてみると、矯正歯科治療の前と後でゴルファーとしての活躍ぶりが大きく変化していることがわかります。宮里プロは矯正歯科治療をどのような思いで始めたのか、そしてご自身としては、治療後の変化をどう感じているのか―。 じっくりとお話をうかがいました。
Qまず、矯正歯科治療を始めたきっかけを教えてください 宮里・富永宮里僕はもともと歯が丈夫で、これまでむし歯ができたことは一度もありません。ただ、歯科医院には定期的に通ってメンテナンスを受けていました。そんな僕が矯正歯科治療を始めたのは、2010年にかかりつけの一般歯科医に「一度、治療を考えてみては?」とすすめられたのがきっかけです。以前から、咬み合わせの悪さが気になっていたこともあって、一般歯科医が紹介してくれた矯正歯科医にくわしく説明を受けたうえで治療に踏み切りました。 富永信頼できるかかりつけの一般歯科医から信頼できる矯正歯科医を紹介してもらったというのは、すごくいい方法ですね。ちなみに、咬み合わせが気になっていたということですが、矯正歯科治療を受けたいというお気持ちは以前からおありだったんですか? 宮里いえ、具体的に受けたいとまでは思っていませんでした。ただ、当時ケガが多くて、自分の体のバランスをもっと整えたいとは感じていたんです。そんなときに、矯正歯科医からスポーツをするうえで咬み合わせは大切だということ、咬み合わせが安定しないとケガに直結することなどの説明を受けて、プロとして常に最高のコンディションを保ちたいし、そのためにできることなら何でもやりたいと思っていたので、迷いなく始めることにしました。 Qもともとは、どんな歯並びだったのでしょう? 宮里宮里治療前は、上の2番目の歯(側切歯)2本が中に入り込んでいました。そのせいか、歯を噛みしめたときに奥歯に隙間ができたり、前歯に強く力がかかったり。口の中の力の伝わり方がアンバランスな状態でした。自分の体をコントロールするには、もっと力がうまく伝わる状態でなければいけないので、治療して安定した咬み合わせを手に入れることでケガを防ぎたいという思いが強かったですね。
富永なるほど。では、宮里プロは矯正歯科治療について、ある程度はご存知だったんですね。 宮里いえ、当時は専用の器材を歯につけて動かしていく、くらいの知識しかありませんでした(笑)。ただ、妻が一足先に同じ矯正歯科医のもとで治療を受けることになったので、「じゃあ一緒にやろう」と。 Q治療するにあたって不安などは特にありませんでしたか? 宮里優作プロ宮里矯正歯科の先生からさきほどお話したような説明を受けたあと、X線写真を撮って、治療の流れや期間の説明もきちんと受けたので、特に不安は感じませんでしたね。僕の場合、ツアーで国内外を移動するので、定期的な通院がどうしてもできない可能性があったのですが、先生が「来られるときに来ていいですよ」と言っていただけたのも、ありがたかったです。 富永治療前にきちんとした精密検査を行い、説明に納得したうえで治療を始めるというのは基本であり、とても重要なことです。大人の場合、治療中は月に一度程度の割合で通院することになりますが、急な日程変更に対応してもらえるかどうか、治療期間中に遠方への転勤や転居が生じても転居先の矯正歯科を紹介してもらえるかどうかも、事前に確認しておきたい点です。限られた日時にしか矯正歯科医がいない医院は、そのあたりの対応がよくないかもしれません。常勤として矯正歯科医がいるところを選ぶことが大切ですね。 ★次のページでは、積極的に楽しんだ治療期間についてご紹介!

よくある質問と相談室

よくある質問よくある質問
 「よくある質問」では、これまでに多く寄せられたご質問・疑問・悩みについて、当医会の会員医師がお答えいたします。こちらに載っていないご質問や悩み等ございましたら「矯正歯科何でも相談」コーナーよりお気軽にご相談ください。当医会の社会医療部の担当医がご回答いたします。
矯正歯科何でも相談フォームへ



1.治療先の選び方
歯並びが正常かどうか、専門機関で相談だけでも受けられますか?
歯科、小児歯科、矯正歯科と、たくさん診療科目が出ている診療所のほうがよいのですか?
矯正歯科治療は、どこで受けるのがよいですか?

2.治療の開始時期・治療方法
最初に矯正歯科に相談するのは、何歳くらいがよいのですか?
受け口は早めの治療が大切と聞きましたが、なぜですか?
子どものときから、矯正歯科治療を始めるメリットとは?
受験前に矯正歯科治療をはじめるのは、避けたほうがよいですか?
治療をするうえで、健康な歯を抜くこともあると聞きましたが、それはなぜですか?
矯正装置をつけて金属アレルギーが出ることはありますか?
永久歯が生え揃うまでに、歯並びのよしあしを見分けるにはどうすればよいですか?
口唇(こうしん)・口蓋裂(こうがいれつ)の矯正歯科治療はいつから始めるのがよいですか?

3.治療期間・費用
子どものうちに矯正歯科治療をはじめると、治療期間が長くなるのでは?
治療費の目安はどれくらいですか?
健康保険はまったく利かないのでしょうか?
税金の医療費控除を受けるには、どうすればよいですか?

4.治療中の生活
治療を始めるにあたって、親としてどんなことに気をつければよいでしょうか?
歯が動くときの痛みはどの程度ですか?
治療中でも、スポーツや楽器の演奏は普通にできますか?
矯正装置をつけると、発音や食事がしづらいと聞きますが、どの程度でしょうか?



1.治療先の選び方
歯並びが正常かどうか、専門機関で相談だけでも受けられますか?
歯科、口腔外科、矯正歯科と、たくさん診療科目が出ている診療所のほうがよいのですか?
矯正歯科治療は、どこで受けるのがよいですか?
矯正歯科治療と審美治療は、どうちがうのでしょう?

2.治療の開始時期・治療方法
矯正歯科治療は何歳まで受けられますか?
大人の治療は、子どもの矯正歯科治療とどう違うのでしょう?
治療をするうえで、健康な歯を抜くこともあると聞きましたが、それはなぜですか?
矯正装置をつけて金属アレルギーが出ることはありますか?
顎変形症を治すには外科手術が必要だと言われましたが、矯正歯科治療だけでは無理なのでしょうか?
差し歯があっても、矯正歯科治療が受けられますか?

3.治療期間・費用
治療期間はどれくらいですか?
治療費の目安はどれくらいですか?
健康保険はまったく利かないのでしょうか?
税金の医療費控除を受けるには、どうすればよいですか?

4.治療中の生活
矯正装置をつけると、発音や食事がしづらいと聞きますが、どの程度でしょうか?
治療中でも、スポーツや楽器の演奏は普通にできますか?
歯が動くときの痛みはどの程度ですか?
歯並びがよくなると顔つきが変わると聞きましたが、実際にはどのように変わるのでしょう?
治療中に妊娠したら、どうなりますか?

2016年6月 1日

「キッズの歯並び わくわくBOOK」が発刊されました

矯正歯科医会が編纂・監修した書籍

書籍案内 キッズの歯並び
わくわくBOOK

監修:日本臨床矯正歯科医会
\952(税抜)
書籍案内 中学・高校生のための
キレイな歯並びに
なりたいBOOK

\1,000(税込)
書籍案内 Hello! Smiles
今からはじめるおとなの矯正歯科治療
矯正歯科医会監修
\1,000(税込)
書籍案内 ONE STEP BEYOND!
ブレーススマイル
コンテスト10周年
記念ブック

矯正歯科医会監修
書籍案内 歯並びと咬み合わせ
のガイドブック

矯正歯科治療の
正しい理解のために
矯正歯科医会編集
書籍案内 日本臨床矯正
歯科医会雑誌

矯正歯科医会編集
書籍案内 しあわせは、きれいな歯並びから
Good smile,Good life
矯正歯科医会
神奈川支部編集

平成28年6月吉日

熊本地震で被災された矯正歯科治療中の患者さんへ
―装置の故障等でお困りの際は当会所属診療所で応急処置ができます― 
       公益社団法人日本臨床矯正歯科医会
 
   被災された皆様にお見舞い申し上げます。
矯正歯科専門開業医の全国組織である公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会(会長:富永雪穂)は、熊本地震で被災された矯正歯科治療中の方を対象として、装置の故障等で応急処置を希望する場合に当会所属診療所にて対応可能であることをお知らせいたします。ご遠慮なく会員診療所までご連絡ならびにご相談ください。

 日本臨床矯正歯科医会会員の診療所のリスト  http://www.jpao.jp/search/

2016年5月26日

第12回ブレース スマイル コンテスト 作品募集

2015年5月26日

矯正歯科治療中の方を対象にした笑顔のフォトコンテスト
「第12回 ブレーススマイルコンテスト」開催!
~募集期間:2016年6月1日(水)~8月31日(水)/テーマ:『ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔』~
今年から、台湾でも「ブレーススマイルコンテスト」が開催されます!

公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会

第12回ブレース スマイル コンテスト 矯正歯科専門開業医の全国組織である日本臨床矯正歯科医会(会長:富永雪穂)は、矯正歯科治療中の方を対象とした笑顔のフォトコンテスト「第12回ブレース スマイル コンテスト」を実施、本年6月1日(水)から8月31日(水)まで作品の募集を行います。応募された作品の中から本年10月に入賞12作品(予定)を選出し、12月に各受賞者を発表します。

 本コンテストの今年のテーマは『ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔』です。矯正歯科治療でキレイな歯並びになっていく皆さんの"とっておきの笑顔"を募集します。

 同コンテストは、矯正歯科治療中の方がより前向きに治療に取り組んでいただくことを目的として、日本臨床矯正歯科医会が2005年より実施し、今年で12回目になります。昨年は全国から402点と非常に多くの作品が寄せられました。
 さらに本年2月24日には、当本会と台湾の矯正専門開業医の団体「Taiwan Association of Orthodontists」(略称:TAO)との間で「ブレーススマイルコンテスト」の商標使用許諾契約を締結、昨年の韓国に続き台湾でも「ブレーススマイルコンテスト」が開催されています。

 なお、本コンテストでは最優秀賞、優秀賞受賞者には賞金と、副賞として東京ディズニーリゾート1デーパスポート2日分(ペア)と東京ディズニーリゾートギフトカード5万円分を贈呈いたします。その他入賞者全員にQUOカード5000円を贈呈いたします。募集要項については、別紙をご参照ください。

第11回 最優秀賞
第11回 最優秀賞
 「夏はやっぱりスイカだね~」
   商標使用許諾契約調印式の模様
「ブレーススマイルコンテスト」
商標使用許諾契約調印式の模様
左 TAO リウ会長、
右 日本臨床矯正歯科医会 富永会長


※過去の受賞作品の写真がご入り用の方は、下記までお問い合わせください。

【本件に関する報道関係者からの問い合わせ先】
公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
(広報代行)共同ピーアール株式会社 PRアカウント本部4局 担当:北条、大須賀
電話 03-3571-5238  FAX 03-3571-5360

『第12回ブレース スマイル コンテスト 募集要項』

>> PDFダウンロードはこちら

テーマ 『ただいま矯正治療中! とっておきの笑顔』
募集期間 2016年6月1日(水)から8月31日(日) ※締切日必着
応募条件 応募者は矯正歯科治療中の方で、作品には応募者本人のブレース(矯正装置)がはっきり写っていること。応募者お一人につき作品は1点のみとし、被写体は複数人数可ですが、受賞の対象は応募者のみとなります。 ※複数名でのご応募は不可とします。
応募方法 デジタル写真データ、または、プリント写真

<デジタル写真データの応募方法>
日本臨床矯正歯科医会のホームページ(http://www.jpao.jp/smile/)からご応募ください。(応募受付は6月1日より開始します。)

<プリント写真の応募方法>
・写真はカラープリント2Lサイズのみです。記録媒体の郵送は不可。
・写真の裏面に応募者の名前を記入してください。
・以下の必要事項を別紙に明記し(書式自由)、写真と同封してご郵送ください。

【必要事項】
応募者氏名(フリガナ)/年齢/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス(メールアドレスをお持ちでない場合は記載の必要ございません)/治療医院名/治療医院電話番号/治療開始年月日/募集を知った方法〈医院、メディアなど〉/写真のタイトル/矯正歯科治療を経験した感想。歯並びと笑顔についてのコメント(~100字程度)

【郵送先】
〒116-0013 日本郵便荒川支店 私書箱22号
第12回ブレーススマイルコンテスト応募事務局
※応募作品はご返却しません。
各賞 ※ご応募いただいた作品から入賞12作品(予定)を選出後、下記の各賞を選考します。
★最優秀賞(1名) ★優秀賞(2名) ★大会賞(1名)、他
賞金 ★最優秀賞 (1名)
賞金5万円と副賞(東京ディズニーリゾート1デーパスポート2日分(ペア)+東京ディズニーリゾートギフトカード5万円分)
★優秀賞  (2名)
賞金3万円と副賞(最優秀賞と同じ)
★入賞者全員にQUOカード5000円を贈呈します。
受賞者発表 2016年10月に日本臨床矯正歯科医会ホームページ等で入賞12作品を発表予定
2016年12月に日本臨床矯正歯科医会ホームページ等で各賞発表予定
(日本臨床矯正歯科医会ホームページ http://www.jpao.jp)
12月の各賞発表後、最優秀賞、優秀賞、大会賞受賞者の皆様には、2017年2月実施予定の表彰式へのご招待のご連絡をさせていただきます。またその他の受賞者の皆様にもご招待のご連絡をさせていただく場合がございます。
注意事項 応募作品(写真タイトル、応募コメントを含む)の使用及び著作権は日本臨床矯正歯科医会に帰属し、本会の書籍などの出版物やウェブサイト、PR・プロモーションのために使用させて頂くことがありますので、あらかじめご了承ください。なお、応募作品は返却いたしません。 応募作品を本会の出版物やウェブサイト、PR・プロモーション活動等に使用する場合、必要に応じ画像のトリミングや色調の補正等の加工を行う場合があります。 第三者の権利(著作権、肖像権など)を侵害する作品は応募できません。応募作品に著作権や肖像権の問題が発生しましても、本会はその一切の責任を負わないものとし、その責任・解決はすべて応募者に帰属するものとします。 入賞作品(写真タイトル、応募コメントを含む)は、本会の広報発表資料や主催する催し、広報誌や作品集等の出版物、ポスター・チラシ、ウェブサイト等で使用する場合があります。また、入賞作品(写真タイトル、応募コメントを含む)は、本会が認めるメディア等に提供することがあります。作品の使用にあたっては、入賞者の氏名や年齢、居住都道府県の表示を行う場合があります。 応募に関する個人情報は、本コンテストに関連する業務(賞の発表や連絡を含む)、ウェブサイトや書籍等へのご協力を確認する連絡以外には使用いたしません。
主催 ・公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
・日本歯科矯正器材協議会
問い合わせ先 日本臨床矯正歯科医会 第12回ブレーススマイルコンテスト応募事務局
E-mail:brace-smile@jpao.jp
ブレーススマイルコンテスト ホームページ:http://www.jpao.jp/smile/

2016年5月13日

第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

受賞したお二人に写真に込めた想いをうかがいました!

歯は命に近いもの。だから、治療することを選びました

--矯正歯科治療を受けようと思ったきっかけを教えてください
実は、高校のときも矯正歯科治療を受けようとしたのですが、僕の場合、顎変形症で治療には外科手術が伴うと聞き、また治療期間も長くかかるために断念した経緯があります。でも、自分の咬み合わせのことはずっと気になっていました。

『Be Happy!~最高の笑顔を~』そんな折、2010年に旅行中の事故で車いすを使う生活になり、足が動かなく、手の感覚もなくなってしまいました。最初は寝たきりで「人生終わった」と思いましたが、主治医の「完全に治る見込みは5%ある」という言葉を聞いて、気持ちが奮い立ちました。少しでも可能性があるなら、がんばろうと。それでリハビリに精を出し、退院後は思い切って一人暮らしをすることにしたのです。
矯正歯科治療を受けようと思ったのは、そんなときですね。事故後、「かむ」ことには何の問題もなかったので、動くところをきちんと機能させたいと思いました。

--矯正歯科治療を始めていかがですか?
最初はメチャクチャ痛くて、どうしようかと思いました(笑)。今も通院後の1週間ほどは痛みがありますが、それもだんだん慣れてきましたね。
治療して変わった点としては、歯みがきへの意識が高まったことです。かつてはチャチャッと済ませていましたが、今は電動歯ブラシで時間をかけてしっかりみがいていますよ。

『Be Happy!~最高の笑顔を~』--今は治療のどの段階ですか?
手術後にしっかり歯が咬み合うようにするための術前矯正の段階です。手術は今年中に受ける予定です。この先、治療はまだまだ続きますが、もはやブレースは自分の一部ですね。

--「ブレスマ」応募のきっかけは?
矯正歯科の先生からすすめられたのが直接のきっかけです。そして、応募作にふさわしい写真を探していて、たまたま見つけたのが2年前の披露宴の乾杯シーンでした。
事故に遭ってから、どうも引きつった笑顔の写真が多かったのですが、披露宴では心の底から笑顔になれたんです。本当に顔が疲れるくらい笑いました。そんな当時の思い出とともに選んだ1枚です。


担当医の中島 健先生(右端)と--受賞した今のお気持ちは?
笑顔のコンテストに自分が応募できるだけでもうれしいのに、受賞できるなんて思ってもいませんでした。あのときケガをして、そこから笑顔になれて、もらえた賞だと思うと感無量です。


--最後に、横山さんにとって歯とはどんなものですか?
歯は、命に近いものですね。歯がなくなるとご飯が食べられなくなりますし、長生きしている人は、たいてい自分の歯が残っていると聞きますから。僕も自分の歯を大切にしていきます。


担当の先生より

心からの笑顔、受賞は納得です!
中島矯正歯科 中島 健先生

横山さんは、あらゆる面において意識の高い方。治療についても、最初に外科手術を併用することになるかもしれないとお伝えすると、きちんと理解してくださいました。今回の受賞も納得ですね。賞を取りに行くような写真ではなく、心からの自然な笑顔ですから。結婚式の日だけはブレースをはずしたいという方もいる中、ブレースをつけての満面の笑みが、担当医としては本当にうれしく思います。


治療前はちょっと不安だったけど「ブレスマ」を知って気持ちが明るくなりました!

--矯正歯科治療を受けようと思ったのはなぜですか?
学校の歯科健診で歯の矯正が必要かもと指摘されたから。それまでは前歯が出ているなとは思っていたけど、治療は考えたことがなかったから、びっくりしました。

--矯正歯科治療を始めることについて、どう思いましたか?
自分では出っ歯は気にならなかったけど、電車とかですごい出っ歯の人を見ると、やっぱり治したほうがいいかなあと思って。装置をつける前は、痛いのかなとか、どれくらい続くのかなっていう不安がありました。

優秀賞/長野大会賞 伊野翔真くん(10歳)とご家族--「ブレスマ」に応募したきっかけは?
大学病院の待合室ではじめてポスターを見て、お母さんが「おもしろそうだから出してみようか」っていったのが、きっかけです。でも、なかなかいい写真が撮れなくて、締め切りの日の朝、お母さんが撮ってメールで送ったのが、あの写真です。
治療前は不安もあったけど、このコンテストを知ってから、気持ちが明るくなりました! 治療中の笑顔のコンテストってすごく楽しいし、いいと思う。


担当医の中島 健先生(右端)と--応募作品のエピソードを教えてください
母:治療中の笑顔の写真ということで、いろんなシチュエーションで撮影したのですが、表情がよくても装置が見えていなかったり、なかなかうまくいきませんでした。それで締め切り当日になってしまって。でも、せっかくだから応募したいと思い、朝のいつもの光景を撮りました。ふだんから次男は歯みがきをしっかりするほうで、「そんなんじゃダメだよ」とお兄ちゃんを注意して、仕上げみがきをしてあげることがよくあるんですよ(笑)。


担当医の藤田先生(左)はやさしくて頼れるお兄さんのような存在--W受賞をした今のお気持ちは?
すごくうれしいです! これからはもっとカラーゴムを楽しみたいな。次は何色にするかを考えるのが楽しいんです。ゴムの色を変えると、学校でも「色が変わったね」って女の子にいわれたりするし(笑)。これからも治療を楽しんでいきたいです。


担当の先生より

家族で治療に協力していることがわかる1枚です
松本歯科大学病院 藤田一隆先生

翔真くんはいつも好奇心旺盛。カラーゴムを選ぶにしても、使用する装置にしても、「次はどんなの?」と治療に対して常に前向きです。今回のW受賞は、担当医としても名誉なことです。ご家族全員で矯正歯科治療に協力していることが伝わる写真であることが、何よりもありがたいですね。


受賞した皆さん、そして担当の先生、それぞれの想いを語ってくださってありがとうございました!

■最後に......
「ブレスマ」はこれからも毎年開催され、今年の夏には第12回目の応募が始まります。今、治療中の方も、これから治療を始める方も、このコンテストへの応募を、矯正歯科治療中の思い出のひとつにしてみてはいかがでしょう。

>>「ブレスマ」に関する詳細は、矯正歯科医会の公式サイトをご覧ください。
(http://www.jpao.jp/)

第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

今回はW受賞も登場! そして、最優秀賞に選ばれたのは......!!

■長野県在住の伊野翔真くんは、優秀賞と長野大会賞のW受賞に

いよいよ表彰式は後半へと向かいます。
次は、優秀賞の2作品目です。受賞したのは、伊野翔真くん(10歳)の「仕上げ磨きby弟」。なんとこの作品は、優秀賞とともに今回の表彰式の開催地である長野にちなんで設けられた長野大会賞にも選ばれるというW受賞となりました!

優秀賞・長野大会賞『仕上げ磨きby弟』 伊野翔真くん(10歳)

笑顔が素敵な翔真くんまるでお母さんのようにブレースのついた歯をみがいているのは、弟くんなのですね!
みがいてもらっているお兄ちゃんの表情が、またなんともいえません。兄弟愛にあふれた微笑ましい日常のワンシーンですね。ステージの中央で表彰状と花束を受け取った翔真くん、栄えあるW受賞、おめでとうございます!

■そして、今回のトップ・オブ・「ブレスマ」の発表へ!

さて、残るは最優秀賞の発表を残すばかりとなりました。

第11回「ブレース スマイル コンテスト」最優秀賞を獲得したのは.........、和歌山県在住の橋本夏果さん(13歳)の作品『夏はやっぱりスイカだね~』です!!
おいしそうなスイカを手にキュートな笑顔を見せる橋本さん。少し日焼けをした健康的な表情からは、治療をしながら毎日明るく元気に過ごしている様子が見て取れます。そのすこやかさに多くの票が集まったのでしょう。

最優秀賞『夏はやっぱりスイカだね~』 橋本夏果さん(13歳)

最優秀と優秀賞受賞者には東京ディズニーリゾートのパスポートとギフトカードが贈呈されますあいにく学校の定期テストと重なったことで、橋本さんは本日ご欠席。代わりに、ビデオレターを通してキュートな笑顔と喜びのメッセージを届けてくださいました。


ビデオレターより
治療してから、笑顔に自信がつきました!橋本夏果さん

主治医からのメッセージ

明るい夏果ちゃんにぴったりの作品
戸村矯正歯科クリニック 戸村博臣先生

夏果ちゃんの受賞を聞いたときは驚くと同時に、うれしさがこみ上げてきました。受賞作品は、いつも診療所でハキハキと明るく話してくれる夏果ちゃんのイメージにぴったりです。親知らずが生えるまでまだ少し時間がかかりますが、これからも気長にがんばりましょう!


ビデオレターでは戸村先生(左)と一緒にメッセージを届けてくれました

橋本さん、受賞おめでとうございます!!

★次のページでは、表彰式に出席した2組の受賞者にインタビュー!!

2016年5月12日

第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

壇上から、そしてスクリーンから輝く笑顔が会場にあふれました

■世界へ広がる「ブレスマ」。これからは台湾でも開催へ

表彰式の始まりに挨拶をする矯正歯科医会 会長 富永雪穂先生午後1時30分。いよいよ表彰式の始まりです。 まずは日本臨床矯正歯科医会の会長である富永雪穂先生のごあいさつ。その後は調印式。昨年の韓国に続き、台湾国内でも「ブレース スマイル コンテスト」が開催されることが決まったのです。


調印を終えてがっちりと握手を交わすお二人

日本、韓国、台湾とアジア圏で着実に広がる「ブレスマ」。そのうち国境を越えての国際コンテストの開催なども、もしかしたら夢ではないかもしれませんね!

■第10回から引き継がれた「ブレスマ」のバトン

調印式の後は、歴代最優秀賞受賞者の作品紹介。続いて昨年、第10回 最優秀賞を受賞した東京都在住の飯野正太郎くん・優衣ちゃんからの、こんな応援メッセージが紹介されました。

第10回「「ブレース スマイル コンテスト」最優秀賞受賞作品『2人仲良くビッグスマイル!!』

仲よくマスクをつけた二人の写真を覚えている方も多いのでは? キュートな笑顔が印象的な正太郎くんと優衣ちゃん、素敵な応援メッセージをありがとうございます。

■コメント賞は、愛知県在住の梅本さおりさん

さて、ここからは受賞者の表彰です。
まずはコメント賞。スクリーンに、産まれたばかりのお子さんへの愛情を表現した梅本さおりさんのコメント『大好き!大好き!! 』が大きく映し出されると、あたたかい拍手が起こりました。

コメント賞『大好き!大好き!! 』

矯正歯科治療を受けている梅本さんだからこそ、お子さんに歯並びの大切さを伝えていけるのですね。
梅本さん、受賞おめでとうございます!

■審査員特別賞は、大阪府在住の横山和也さん

続いては、審査員特別賞の発表です。
今回選ばれたのは、横山和也さん(32歳)の『Be Happy!~最高の笑顔を~』

横山和也さん(32歳)の『Be Happy!~最高の笑顔を~』

作品に写されているのは、披露宴での乾杯シーンの幸せいっぱいの笑顔です。見ている側も、思わず微笑んでしまう自然な表情の1枚と思いの詰まったコメントが、みごと賞に輝きました。

しっかりと賞状を受け取る横山さん表彰式に奥様と一緒にお越しくださった横山さんは、ステージ中央で表彰状と大きな花束を受け取ると、にっこり笑顔に。横山さん、そして奥様、受賞おめでとうございます!

■優秀賞1作品目は、元気いっぱいの高校生コンビ、大越さんと仁平さん

そして、お次は優秀賞に選ばれた2作品の発表です。
1作品目は、富山県在住の高校生コンビ、大越咲由莉さん(17歳)・ 仁平奈穂さん(17歳)の作品『いつもの笑顔』

元気いっぱいの高校生コンビ、大越さんと仁平さん

二人に代わって賞状を受け取る歯科衛生士の堀 早苗さん学業の関係で、本日は残念ながらご欠席となったお二人に代わって、治療先である矯正歯科医院の歯科衛生士さんが賞状を受け取りました。


大越さんと仁平さんは受賞の喜びの声を直接伝えたいと、素敵なビデオレターを届けてくださいました。その元気なメッセージをご紹介しましょう。

ビデオレターより
思い切って治療してよかった!大越咲由莉さん(写真左)

「歯並びよくなったね」が最高のほめ言葉! 仁平奈穂さん(写真右)

ビデオレターの最後は「これからも矯正、ガンバルゾー!」と元気に締めくくってくれました

弾ける笑顔がとっても印象的な大越さん、仁平さん、受賞おめでとうございます!

★次のページでは、第11回「ブレスマ」の優秀賞2作品目と最優秀賞をご紹介!

第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

第11回「ブレーススマイルコンテスト」レポート&インタビュー

まずは、表彰式までの舞台裏をご紹介しましょう

■全国から集まった402点のブレーススマイルを厳正に審査

会議室の長テーブルの上にずらりと並んでいるのは、矯正装置(ブレース)をつけた笑顔の写真の数々。その一つひとつを矯正歯科医をはじめ、歯科関係団体や養護教諭団体からの外部審査員の方々が、真剣なまなざしで見つめています。そして、口々に「この笑顔! かわいいわねえ」、「この写真は素晴らしいですね!」などと微笑んだり、感心したり......。
これは2015年10月8日(木)に行われた、「ブレース スマイル コンテスト(以下、ブレスマ)」の1次審査のひとコマです。


応募作品を真剣に見る審査員の先生たち。


「ブレスマ」とは、その名のとおりブレースをつけて矯正歯科治療をしている人たちのスマイルフォトの公募展のこと。第11回目を迎えた今回は、"見て!私の歯、私の笑顔"というテーマのもと、全国の5歳から58歳までの幅広い年齢層から、昨年の379点を上回る402点もの作品が寄せられました。


1次審査では、それら全作品をくまなく見たうえで、作品の絞り込みを行います。写真を見て、その写真に添えられたコメントを読んで、さらにもう一度写真を見て......。バラエティ豊かなスマイルフォトはどれも甲乙つけがたく、毎度のことながら選考会は、先生たちにとってうれしくもあり悩ましくもあるよう。今回も当初の時間を超えつつ、ようやく12作品が選ばれました。


多くの人が足を止め、投票した2次審査そしてその後、11月に福岡で開催された日本矯正歯科学会大会の会場での2次審査を経て、ついに受賞作品が決定したのです。


■きめ細かな打ち合わせを経て、いざ表彰式へ!

駅直結の便利な場所で開催された表彰式日にちは変わり、2016年2月24日(水)。
いよいよ第11回「ブレスマ」の表彰式当日がやってきました。開催場所は、JR「長野」駅に隣接したホテルメトロポリタン長野。


大きくプリントされ、スポットライトを浴びる受賞作品ホテルに入り、会場に近づくと......。今回の受賞作品が大きく貼り出されています。
(その一つひとつについては後ほどじっくりご紹介することにいたしましょう)


進行台本に沿って今日の動きを再確認表彰式のスタートは午後1時30分からの予定ですが、運営にあたる矯正歯科の先生たちは映像や照明のチェック、全体の進行確認、通しのリハーサルなど、やるべきことがたくさん。スタッフ控え室では、朝から本日の進行について最終的な打ち合わせが行われていました。


一方、受賞者の皆さんも午前11時には控え室に続々とご到着。少し緊張した面持ち? いえいえ、今回はなんだか皆さんリラックスモードです。


お昼をはさむため、受賞者の皆さんは用意されたお弁当を食べながら、しばし談笑


今年は学校の期末試験と重なったということで、残念ながら2組の受賞者がご欠席となりましたが、そのかわり、表彰式では例年にはない"サプライズな演出"が用意されました。
さて、その中身とは......!?

★次のページでは、第11回「ブレスマ」コメント賞、審査員特別賞、
優秀賞1作品目をご紹介!

2016年5月 9日

東日本大震災に対する支援活動


震災孤児・遺児支援事業

東日本大震災に対するこれまでの支援活動

平成28年(2016年)熊本地震被害に対し熊本県に義捐金拠出のお知らせ

今回の地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

公益社団法人日本臨床矯正歯科医会は、熊本地震被害に接し、4月20日、
熊本県に義捐金を ¥1,000,000- 寄付致しましたことをご報告致します。

義捐金受領書


被災された矯正歯科患者さんへ ---避難中の注意点---

平成28年5月19日

 
 この度の熊本地震により被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。矯正歯科治療中の避難されている方には、当会より以下の点についてご助言申し上げます。

1.水不足で歯磨きが不十分なままであると虫歯や口内炎が起きやすくなります。空みがき後にフッ化物配合の歯磨剤を歯ブラシの半分位につけて歯磨き後に少量(約10ml)の水で1,2回30秒間すすいでください。

2.被災地では炭水化物や甘みに偏った食の問題、すなわち虫歯になりやすい食生活の問題が起きがちです。虫歯は歯の脱灰(歯が溶けること)から始まります。虫歯を予防し、進行させないために歯磨きの際にはフッ化物配合の歯磨剤の使用をお勧めします。また、可能であればより効果的なフッ化物洗口をお勧めします。フッ素イオンが低濃度でもお口のなかに存在すると歯の脱灰が抑えられます。

3.矯正歯科治療中の主治医と連絡がつかない場合で装置が壊れて困った時、避難所からの通院ができないなど治療が進まず困っている時は、当会に所属する矯正歯科診療所にまず電話で相談してみてください。当会会員の診療所は、本会HPの「お近くの会員」ページにて検索ください。あるいは、かかりつけ歯科医院があればそちらに相談することも良いでしょう。

4.遠くへ避難されていて通院が困難な時は、まず矯正歯科治療を受けている主治医に相談してみてください。助言が得られると思います。

公益社団法人日本臨床矯正歯科医会

2016年4月12日

市民セミナー -2015~2017年

市民セミナー開催予定 名古屋市 相模原市 横浜市 成田市

日本臨床矯正歯科医会は、2003年度からの事業である市民セミナーを、今年度も開催いたします。 市民セミナーとは、矯正歯科治療の正しい知識の啓発・普及活動の一環として2003年度より全国各地にて開催している市民セミナーです。各地の市民セミナーの開催概要に関しましては、下記をご参照下さい。

日本臨床矯正歯科医会主催・2015~2017 市民セミナー

開催都道府県 開 催 日 会 場 プログラムと参加申込み方法
神奈川県横浜市 2015年7月23日(木) 区民文化センターサンハート 参考プログラム
ご報告
愛知県名古屋市 2015年2月8日(日) 中電ホール 参考プログラム
ご報告
神奈川県相模原市 2016年6月26日(日) ユニコムプラザ さがみはら 参考プログラム
ご報告
千葉県成田市 2017年1月22日(日) 成田市文化芸術センター 参考プログラム
ご報告

2016年4月 8日

矯正歯科治療について:目次

>> 1.矯正歯科治療はなぜ必要?
>> 2.歯が動くって本当?~歯が動くメカニズム
>> 3.不正咬合の種類と治療法
>> 4.治療のすすめ方
>> 5.矯正歯科治療を受けるには
>> 6.抜歯・非抜歯について

1.矯正歯科治療はなぜ必要?

歯並びと咬み合わせ

咬み合わせと歯並び咬み合わせと歯並び

 あなたは、奥歯を咬みしめたとき、前歯も横の歯もしっかり咬んでいますか?ファスナーも歯車も、歯がしっかり咬み合って、はじめて持ち前の機能を発揮します。同じように歯は、歯並びのきれいさだけではなく、すべての歯がきちんと咬み合い、あごの動きによく合って、食べ物を噛めなければなりません。一見きれいな歯並びでも、上下の歯がきちんと咬み合っているとは限りません。
 大切なのは、咬み合わせ!「歯並びをよくして、もっときれいになりたい」と、矯正歯科医を訪れる人はたくさんいますが、「咬み合わせをよくしたい」という人は、まだ少数派です。しかし、「きれいな歯並び」とは"よく噛める、正しい咬み合わせ"であることを知ってください。

8020と咬み合わせ

「8020運動」ってご存知ですか?
 「8020運動」とは厚生労働省と日本歯科医師会により推進されている、健康で豊かな生活を送るために欠かせない歯を80歳で20本以上残すことを目標にした運動です。
 20本以上の歯があるとおせんべいやフランスパン、お肉やごぼうなど、たいていのものを噛むことができます。また80歳で20本以上の歯を持つ人は、なんでも好きなものを不自由なく食べることができるので、外で友人と食事をすることもいといません。
 その結果、歯の数が少ない人に比べて社交的であったり、おしゃれであったり、常に機嫌がいいなどの傾向がみられるとの調査もあります。
 歯並びや咬み合わせに不具合があると、食べ物を前歯で咬み切り、奥歯ですりつぶすという歯の大切な機能を十分に果たすことができません。
 さらに、80歳で20本以上の歯が残っている人達を調べてみると、前歯や奥歯がしっかりと咬み合い安定していました。特に8020達成者には、受け口(反対咬合))はいなかったという報告もあります。(出典:日本歯科医師会雑誌 1999;52 茂木悦子ら)
このことから、歯並びや咬み合わせは全身の健康状態と強く関連していると考えられます。つまり、いつまでも健康で元気に生活するためには、咬み合わせは無視できない要因なのです。

矯正歯科治療のメリットとリスク

メリットⅠ
 矯正歯科の目的は、歯並び、咬み合わせの改善にあります。さらに良好な咬合の維持することで患者さんのQOL(Quality Of Life)の向上を目指します。

① 歯科疾患の予防
② あご骨の成長発育障害の予防
③ そしゃく機能の改善と維持
④ 口唇閉鎖不全の改善
⑤ 発音の改善
⑥ 顎関節と咬合との調和
⑦ 体のバランスや運動能力の改善
⑧ 一般歯科治療を行うために必要な歯の移動が可能になる

メリットⅡ
 矯正歯科治療をすると、性格がポジティブに向かう傾向があるとされています。 ともすると、わたしたち矯正歯科医は、歯並びや咬み合わせの改善、さらには副次的なその予防に目を向けますが、矯正歯科を受診する患者さんの多くは外見の改善に大きな価値をおいています。わたしたち矯正歯科医は、患者さんが健康で美しい外見を求めることを後押ししています。

リスク
 矯正歯科治療を始め、継続していくことによって生じるリスクについて、良質な治療を行う矯正歯科医師であれば、患者さんへ必ず事前に説明を行っています。またこれらのリスクが歯の健康に支障をきたさないレベルに留めるような治療を進めていきます。
 もし、矯正歯科医師がこれらのリスクを事前に説明しないで治療をする場合は、逆に注意が必要と言えます。

① う蝕、歯肉炎、歯周炎
 長期的な矯正装置の装着によって、歯の磨き残しから生まれるリスクです。

② 治療期間の延長
 1.成長予測の困難性
 顎骨の成長予測は難しく、成長発育の量や方向およじ時期を常に考慮し治療を行う必要があります。この判断を誤ったり、予想外の成長発育が起こった場合、治療期間が長くなることがあります。

 2.不適切なメカニクス
 歯の移動を行う際、選択される矯正装置の力が適切なものでなければなりません。計画どおりに歯の移動をコントロールできず、結果として治療期間が長くなり、歯に負担(う蝕、歯根吸収)をかけてしまうケースがあります。

 3.患者の協力不足
 定期的な来院、口腔ケア、矯正装置の使用等において患者さんの協力が得られない 場合、治療の中断や延長を余議なくされる場合があります。

③ 歯根吸収の発現
 ある程度の歯根吸収は発現しますが、適正な矯正力による歯根吸収は修復され、最小限に留めることができます。また歯根吸収を引き起こすような矯正力をかけることはできるだけ避けるようにします。

④ 歯肉退縮
 矯正歯科治療に伴い、歯肉の退縮や付着歯肉の喪失を生じることはあります。このような現象は、歯を支えるための歯槽骨がなく、角化した付着歯肉がほとんどない場合に特に頻繁に認められます。歯肉退縮を認める歯については、治療を開始する前に付着歯肉を増大して歯肉を上げるなどの処置を考慮します。

2.歯が動くって本当?~歯が動くメカニズム

歯が動くって本当? 歯とその周囲の歯槽骨(しそうこつ)との間には、繊維に富んだ歯根膜(しこんまく)という組織があります。動かしたい歯に矯正装置で適度な力を加え、この歯根膜を圧迫すると、そこに骨を吸収する細胞が現れます。反対側の引っ張られる歯根膜には、骨を作るもとになる細胞ができます。そうして歯はゆっくりと動きだすのです。これは歯が、骨の中を通って自然に生えてくるときに起こっている変化と同じメカニズムです。 矯正治療は、矯正技術で加える力の大きさや方向を十分に考慮し、歯を無理なく自然の場所へ動かすのです。

矯正歯科治療の限界

 このように歯は歯槽骨の中で移動することができます。
 このことは一方で、矯正歯科治療で歯を動かしていく際の限界を表しているのです。

① 骨格的な不正に対する歯の移動の限界
② 歯の移動による顔貌変化の限界
③ オーバージェット(上下顎の前歯の距離の値が大きいもの)
④ 上下顎の正中線の一致
⑤ 過去の抜歯や先天欠如による歯の隙間(空隙閉鎖)

 歯槽骨をはみ出してた歯は長持ちしません。したがって不正咬合の原因が骨格的な不調和によるものであれば、歯の移動のみで理想的な咬合関係を獲得することが困難な場合があります。


3.不正咬合の種類と治療法

上顎前突(出っ歯)の治療法

上顎前突(出っ歯)の治療法
 成長期のお子さんで、骨の大きさに問題がある場合は上顎骨の過剰発育を抑えたり下顎骨の成長を促進したりします。これは成長の早い時期(8才~10才)に行うのが望ましいです。
 さらに奥歯に原因がある場合は、適切な矯正装置で上下の奥歯も動かし、正しい咬み合わせにします。必要に応じて、成長期間中上下の顎の成長の管理をします。
 次に前歯を移動させて引っ込めたり、その他のすべての永久歯に器具をつけて最終的な咬み合わせを獲得します。
 歯が動いていく隙間をつくるため、抜歯をすることもあります。
特に顎の大きさに問題がある場合には、口腔外科医の協力で骨の手術を併用することもあります。

下顎前突(反対咬合・受け口)の治療法

下顎前突(反対咬合・受け口)の治療法
 適切な矯正装置で上下の前歯を動かし、正しい咬み合わせにします。これは成長の早い時期(6~8才)に開始するのが望ましいです。
 同時に、成長期にお子さんで、骨の大きさに問題がある場合は下顎骨の過剰発育を抑えたり、上顎骨の成長を促進したりします。
 必要に応じて、成長期間中上下の顎の成長の管理をします。
 成長の終了後に、すべての永久歯に器具をつけて最終的な咬み合わせを獲得します。
 特に顎の大きさに問題がある場合には、口腔外科医の協力で骨の手術を併用することもあります。

叢生(八重歯など)の治療法

叢生(八重歯など)の治療法
 成長期のお子さんで、骨格に問題がある場合は、成長期間中上下の顎の成長の管理をします。歯だけが問題の場合は、永久歯がすべて揃うまで、しばらく観察を続けます。
 しかし、がたがたのために上下の歯がうまく咬み合わない場合には、部分的に悪いところのみを早期に治療する場合もあります。永久歯がすべて揃った段階で、すべての永久歯に器具をつけて最終的な咬み合わせを獲得します。歯が動いていく隙間をつくるため、抜歯をすることもあります。

開咬の治療法

開咬の治療法
 成長期のお子さんで、骨の大きさに問題がある場合は、成長期間中上下の顎の成長の管理をします。指しゃぶりや舌のくせがある場合には、適切な矯正装置を用いるか、舌やお口の周りの筋肉のトレーニングを行ってそれらの影響をなくし、正しい咬み合わせにします。これは成長の早い時期(6才~8才)に開始するのが望ましいです。
 鼻・のどに慢性的な病気があり、いつも口で呼吸をしている場合も顎の発育に問題がでることがありますので、耳鼻科の先生の診察も必要になることがあります。
 成長期間中、必要に応じて、上下の顎の成長の管理をします。
成長の終了後に、すべての永久歯に器具をつけて最終的な咬み合わせを獲得します。
 歯が動いていく隙間をつくるため、抜歯をすることもあります。
特に顎の大きさに問題がある場合には、口腔外科医の協力で骨の手術を併用することもあります。

過蓋咬合の治療法

過蓋咬合の治療法
 成長期のお子さんで、骨の大きさに問題がある場合は、成長期間中上下の顎の成長の管理をします。これは成長の早い時期(8才~10才)に開始するのが望ましいです。
 一般的に引っ込み過ぎた上の前歯を先に治します。
 成長期間中、必要に応じて、上下の顎の成長の管理をします。
成長の終了後に、すべての永久歯に器具をつけて最終的な咬み合わせを獲得します。
 歯が動いていく隙間をつくるため、抜歯をすることもあります。
 特に顎の大きさに問題がある場合には、口腔外科医の協力で骨の手術を併用することもあります。

矯正装置

 矯正装置には、たくさんの種類があります。一般には、歯の表面に金属やレジン、セラミックの小さなブラケットをつけ、それに細いワイヤーを通して歯を動かす固定式の装置を使います。プラスチック製の取りはずし式装置を使う方法や、フェイシャルマスク、ヘッドギアなど口の外で使う装置もあります。

固定式矯正装置

固定式矯正装置固定式矯正装置
固定式矯正装置固定式矯正装置
固定式矯正装置固定式矯正装置

取りはずし式矯正装置

取りはずし式矯正装置取りはずし式矯正装置
取りはずし式矯正装置取りはずし式矯正装置取りはずし式矯正装置

4.治療のすすめ方

治療のすすめ方

①検査・診断の重要性

 矯正歯科治療を行うためには、臨床検査として①口腔内検査 ②顎機能と咬合機能の検査 ③顎のプロポーション検査 ④筋機能の検査などを行います。セファログラム(頭部X線規格写真)の撮影は矯正歯科の検査で特徴的で、診断のグローバル・スタンダードです。特に子どもの患者さんでは顎顔面の成長バランスや成長方向、量の予測をするために不可欠な検査です。
 また、診断資料の分析として①模型分析 ②頭部X線規格写真の分析 などを実施した上で診断、治療方針・治療計画を決定します。
 治療計画については、わかりやすい治療のゴールやそのプロセスを患者さんに示しながら、それぞれの患者さんに適した治療装置とその効果,治療期間、第2期治療の可能性(子どもの場合)、保定、後戻りの可能性や治療のメリット・デメリットおよび抜歯・非抜歯について説明を行います。

②治療開始時期

子どもの矯正歯科治療

 子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)の生え変わりはある程度時期が決まっています。親知らず以外の永久歯が全て生えそろうのは中学生くらいです。
 歯並びや咬み合わせは、全ての永久歯がしっかり並んで、それぞれの歯がしっかり噛み合ってこそ健康的に長持ちするのです。したがって、早く治療を開始してもその子どもさんの成長が止まって咬み合わせが安定していることを確認するまでは矯正歯科治療や管理が続くことになります。
 子どもの矯正歯科治療を始めるにあたっての大原則は、治療期間や本人の負担をなるべく軽減するために「後からでも改善できることはあまり早くから介入しないこと」です。
早期に矯正治療を着手しないといけない症例は問題は、そのまま放置しておくと今後起こる成長に悪い影響を与えると判断されるものだけです。
 それ以外の場合は早期に着手しても、後々歯の生え変わりや成長とともにまた問題が再発することもがあります。最も効果の出やすい最適な開始時期まで待ちましょう。
 ただし症状や患者さんの骨格パターンによっては、早く治療を開始したほうがいい場合も少なからずあります。
 歯並びやかみ合わせが気になったら受診は早めに、治療開始時期は矯正歯科医に見極めてもらうことをお勧めいたします。

☆子どもで始めた場合
【メリット】

○これから起こる成長を利用しやすい。
○虫歯や修復歯、欠損歯が少ないので、矯正歯科治療を行う上での選択肢に幅がある。
○歯の移動に伴う歯肉の退縮や骨の減少が起こりにくい。

【デメリット】
○保護者の方の意見が優先されがちで、患者さん本人が消極的な場合は、治療の協力(歯みがきも含めて)が得られにくい。
○成長に伴う環境の変化、また患者さん自身にも変化が見られるので、治療に対するモチベーションを維持するために、特に注意を払う必要がある。

大人の矯正歯科治療

 矯正歯科治療は子どもの時にするものだから、大人になったらもうできないと思って諦めかけている人も案外多いようです。
 大人の患者さんには歯周病のリスクを抱えている、子供に比べて歯の動きが遅い、歯に詰め物やかぶせ物をしている箇所が多い、骨の成長を期待できない、...などの特徴を持っている方がほとんどです。その一方で、歯の矯正歯科治療中にいろんな装置を使うこと、丁寧に歯磨きを行うこと、きちんと来院することなどについて患者さんの協力が得られやすいというメリットもあります。

☆大人で始めた場合
【メリット】

○本人の意志で治療を開始するので、その後の治療においても協力が得られやすい。
○治療に対しての関心や理解力が高い。
○すぐに本格的な治療が開始できる。

【デメリット】
○虫歯や修復歯、欠損歯が多い。
○歯周病に罹患している場合が多く、治療に対して注意が必要である。
○歯の移動に伴い歯肉の退縮や骨の減少が起こる可能性がある。

③保定までが矯正歯科治療

 矯正歯科治療の本当の目的は、患者さんが80歳になっても20本以上の歯が残っているように、歯と歯並びを長持ちさせることにあります。
 そのために、歯がきれいに並んで理想的なかみ合わせになったら、ある程度の期間、歯をとめて、なるべく長く維持させる必要があります。
これを保定といいます。
 保定に使う装置は取り外しができるものや表から見えにくいものなどがほとんどで、歯を動かす治療のときに使う装置に比べるとかなり負担が減ります。また、来院も4~6か月に1回程度になります。

5.矯正歯科治療を受けるには

①良質な矯正歯科治療とは

・機能と審美性の両方をバランスよく向上することが大切
 矯正歯科治療は、歯並びと咬み合わせの改善を目的に治療を行います。それは顎や顔を構成する骨格が調和のとれている状態で、口腔機能の改善と向上を伴うことを前提としています。その結果として、審美的な歯並びや口元、顔貌になることが良質な矯正歯科治療に求められるものです。

・治療において患者さんへの説明と同意、説明責任が果たされているか 
 とはいえ歯並び、咬み合せや口元、顔のバランスは、受診年齢や症状の程度により、治療結果には限界があります。したがって、矯正歯科治療の質は、単に診療技術の高さだけではなく、治療前に治療方針、予想治療期間や治療費、また治療の限界などを十分に患者さんやご家族に説明を行い、同意の上で治療を開始し、また治療中も進行状況や問題点を丁寧に行うといった、説明と同意、また説明責任を十分に果たされているか否かも、矯正歯科治療の質を定義する際に大切なことです。

②矯正歯科治療の専門性について

 大学卒業後に歯科医師免許を持つ全員が「矯正歯科治療」ができるわけではありません。
歯科医師が矯正歯科治療を行う場合、歯科大学矯正歯科に在籍し、あらためて専門的な教育と研修を行う必要性があります。この専門的な教育と研修の必要性は一般歯科分野と大きく異なるため、矯正歯科は専門性が高いといわれています。

・認定医・専門医について
 日本には歯科医師が約10万人いますが、その中で様々な形で矯正歯科治療を行っている歯科医は約3万人います(厚生労働省資料より)。しかしながら全国の歯科大学の矯正歯科講座あるいは医局で何らかの専門教育と研修を受けた歯科医師が中心に所属している日本矯正歯科学会の会員は約6000名です。その中でも3~5年間の教育と研修を終了し、専門知識と診療技術の資格試験をパスして認定された日本矯正歯科学会認定医は約2500名です。
 そしてさらに認定医の中でも高いレベルの資格認定を受けた約300名の日本矯正歯科学会専門医がいます。矯正歯科医の受けた教育また研修の面からは、上記の日本矯正歯科学会認定医(全国に約2500名)が専門知識や診療技術の面から、適切で信頼できる矯正歯科医と考えることができるでしょう。
  
・歯科の標榜について
 歯科医師であれば診療所の標榜科目として、その専門分野の教育や研修の経歴、治療経験の有無に関係なく歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科の4つの診療科目を標榜することができます。したがって歯科医院の標榜科目だけでは、矯正歯科治療を行う歯科医師の専門的教育や研修の経歴を判断することはできません。

・安心できる医療態勢について
 前項でもふれたように、矯正歯科治療を行う上では検査や診断が欠かせません。したがって診療所にはそれらに必要な機器や設備が整っていることが良質な矯正歯科治療を提供するためには不可欠です。
 また常勤の矯正歯科医やスタッフがいることも矯正歯科治療を受ける診療所選びの際にはぜひ推奨される条件です。

 常勤の矯正歯科医がいると
 ・矯正装置が取れてしまったなど器具に不具合があっても、すぐに対応できる
 ・同じ担当医による一貫治療が行える
 などのメリットがあります。

 また豊富な経験や専門知識がある歯科衛生士やスタッフがいると
 ・矯正歯科医の指導監督のもとに、患者さんへのさまざまな対応が可能となる
 ・矯正装置への口腔衛生指導が行える
 ・治療中の食事指導が行える
 などのメリットがあります。

③転医システムについて

 矯正歯科治療は経過が長いので、その間に進学や転勤による遠隔地への転居などで治療を始めた診療所への通院が困難になることがあります。その際に治療を引き継いでくれる転医先の紹介や診断資料や治療経過を含む転医資料の作成、また治療の進行状況に応じての治療費の清算と返金が行われるシステムを有していることも、患者さんが安心して受診できる良質な矯正歯科治療の大きな要因です。本会には治療中に転居等で診療所を変わらざるを得なくなった患者さんに、転居先にできるだけ近い矯正歯科を紹介する「転医システム」があります。

6.抜歯・非抜歯について

①なぜ抜歯しなくてはならないか

 そもそも歯並びが悪い原因を考えると大きな原因の1つとして、歯の大きさと歯が並ぶ容れ物である歯槽骨の大きさのアンバランスが挙げられます。
 歯列が著しく狭い場合、幅を広げることはしますが歯槽骨の大きさは固有のものなので広げるにも限界があります。特に下顎の犬歯を広げて並べることはすべきではなく、上顎歯列の幅も下顎の歯列に調和されるべきだと言われています。
 歯槽骨の大きさを無視して歯を並べるために歯列を広げると、将来的に歯肉が下がりやすい、歯周病が進行しやすい、また歯並び自体が元の形に戻り安定しないなどといったことも起きる可能性があります。

②抜歯・非抜歯は治療の手段の1つであるということ

 歯を抜くか抜かないかは矯正治療の手段の1つであって決して目的ではありません。歯を治療によって歯をどこに移動させどんな咬み合わせをつくるかという目標が予め決められるべきで、目標が決まってこそどんな装置を使うか、歯を並べるスペースはどうやって獲得するか(歯を抜くか抜かないか)といった手段が初めて決められるのです。

公益社団法人日本臨床矯正歯科医会のオルソドンティストがめざす「矯正歯科治療」とは

心身の健康を達成するために私たちが目指す"矯正歯科治療"とは-

矯正歯科治療は、歯の位置やあごの骨を長い時間かけて少しずつ変化させ、悪い歯並びを治し、よい咬み合わせを実現させていきます。それは顎や顔を構成する骨格が調和のとれている状態で、口腔機能の改善と向上を伴うことを前提としています。その結果として、審美的な歯並びや口元、顔貌になることが良質な矯正歯科治療に求められるものです。
すなわち

よい咬み合わせきれいな歯並び
感じのよい口もと口の健康の増進
治療後の安定性

をトータライズして獲得することであり、見た目のきれいさだけではなく機能が伴い、さらには生涯にわたってきれいな歯並びと健康を維持できることを目指しています。矯正歯科治療が美容を目的にしていると思われることは、会員の本意ではありません。

日本臨床矯正歯科医会「新・東京宣言」

国民の心身の健康とその生涯維持には、健康は口腔を獲得する必要があり、そのために適切な矯正歯科治療は重要な役割を果たします。その認識に立って本会会員は、臨床的および倫理的判断に則り、患者さんの立場に立った矯正歯科医療を実践します。また保健・教育活動にも積極的に参加し、矯正歯科治療の社会的認知と共通理解が得られるように努め、国民と医療を共有していくことを宣言します。

1 私達は、矯正歯科専門開業医として自己研鑽に努め、その専門的知識・技術をもって良質な矯正歯科医療と安心できる医療態勢を提供することで、国民の健康増進、生活の質の向上に貢献します。
2 私達は、広報活動を通して、矯正歯科医療の正しい情報を社会に広く伝えます。
3 私達は、国内外の矯正歯科医や矯正歯科に関係するすべての職業人と連携し、矯正歯科医療の発展を通して社会に貢献します。
4 私達は、医療人としての倫理観に基づき,法令遵守に努め、患者さんの同意を尊重して、国民から信頼される矯正歯科医を目指します。

※平成25年2月6日東京で開催された日本臨床矯正歯科医会創立40周年記念大会にて「新・東京宣言」を採択しました。


安心して治療を受けていただくための6つの指針
(矯正歯科診療所が備えるべき6つのポイント)

適切な矯正歯科治療を受けていただくために、2015年、本会では患者自身が信頼できる矯正歯科を見極めるための"受診時の目安"として、6つの指針を提言として掲げました。

重要:(1)頭部X線規格写真(セファログラム)検査をしている
セファログラムは診断のグローバル・スタンダードで、特に子どもの患者さんでは顎顔面の成長バランスや成長方向、量の予測をするために不可欠な検査です。

重要:(2)精密検査を実施し、それを分析・診断した上で治療をしている
矯正歯科治療を行うためには、臨床検査として①口腔内検査 ②顎機能と咬合機能の検査 ③顎のプロポーション検査 ④筋機能の検査、また、診断資料の分析として①模型分析 ②頭部X線規格写真の分析 などを実施した上で診断を行うことが不可欠です。

重要:(3)治療計画、治療費用について詳細に説明をしている
矯正歯科では、検査結果を詳細に分析した上で診断を行い,治療計画を立案します。
治療計画については、わかりやすい治療のゴールやそのプロセスを患者さんに示しながら、それぞれの患者さんに適した治療装置とその効果,治療期間、第二期治療の可能性(子どもの場合)、保定、後戻りの可能性や治療のメリット・デメリットおよび抜歯・非抜歯について説明を行います。
治療費用についても、治療費、調節料、支払い方法(一括・分割)、装置が壊れたときの対応、転医あるいは中止する場合の精算についても詳細説明を行い、患者さんの同意を得てから治療を行います。

重要:(4)長い期間を要する治療中の転医、その際の治療費精算まで説明をしている
本会には治療中に転居等で診療所を変わらざるを得なくなった患者さんに、転居先にできるだけ近い矯正歯科を紹介する「転医システム」があります。
【紹介先】当会所属の矯正歯科専門開業医
     治療費の過不足も当会の取り決め目安に沿って精算

推奨:(5)常勤の矯正歯科医がいる
常勤の矯正歯科医がいることは、以下のようなメリットにつながります。
・治療において画像診断ができる撮影機器などの環境・設備が整っている
・矯正装置が取れてしまったなど器具に不具合があっても、すぐに対応できる
・同じ担当医による一貫治療が行える

推奨:(6)専門知識がある衛生士、スタッフがいる
矯正歯科への豊富な経験と知識があるスタッフがいることは、以下のようなメリットにつながります。
・矯正歯科医の指導監督のもとに、患者さんへのさまざまな対応が可能となる
・矯正装置への口腔衛生指導が行える
・治療中の食事指導が行える

本会は、より多くの皆様に矯正歯科治療についての正しい知識を身につけていただくとともに、歯科全体における矯正歯科医療の向上と自己研鑽に努め、質の高い治療と安心を提供していきます。

2016年4月 5日

報道関係者の皆様へ

 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会は、ウェブサイトや書籍の出版をとおして、矯正歯科治療のメリット・デメリットを含めた正しい情報の発信に努めています。

 また2012年度よりメディアリレーションにも力を入れ、その一環として、記者・医療ジャーナリストの皆様をお招きして記者懇談会やプレスセミナーを開催しております。

賛助会員

 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会は正会員・準会員の他に、本会の目的に賛同し、本会の発展のため協力する法人または団体のために賛助会員の資格を設けております。

 賛助会員は本法人の大会・例会に参加できること以外に、大会開催時にブースおよび広告を出すことができ、本会からの各種情報も受け取ることができます。

 本会は公益社団法人として国民の健康増進を図るため、正しい矯正歯科治療の知識を広く社会に普及するとともに矯正歯科医療の向上を図るべく鋭意努力しております。本会の趣旨に賛同される法人または団体で、賛助会員入会をご希望の場合には、本会事務局か協力団体である日本歯科矯正器材協議会(http://www.kyouseikizai.org)にお問い合わせ下さい。

入会フォームへ

入会フォーム記入後、事務局より別途入会用紙を郵送させて頂きます。こちらをご記入・ご捺印の上、事務局までご返送ください。※お手続きの関係で、約1週間~2週間ほどのお時間をいただきます。お申し込み後、1週間経過しても何の連絡も無い場合には、担当理事までご連絡をお願いします。

矯正歯科開業医・大学矯正科の先生方へ

 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会は、1973年に設立された歴史ある矯正歯科専門開業医の会で、より多くの人たちに、健康な歯、美しい笑顔を獲得していただけるよう、さまざまな活動を行っております。

 ご存じの通り、矯正歯科治療は予防意識の高まり、技術・材料の進歩により、広く国民に求められる歯科治療となりました。しかしその一方で、矯正歯科治療が単に美容を目的にしていると間違った認識をされていることも多いのが事実です。

 また、テレビ、週刊誌、インターネットにおいて、玉石混交の情報が多く氾濫し、安易な治療法が次々と紹介され、残念な治療結果に矯正歯科治療への信頼を失っている患者さんが少なからずいらっしゃることも非常に残念なことです。

 このような事態が見受けられる現在、矯正歯科治療に対する正しい理解を一般に広めることが急務であると思われます。こういう時期であるからこそ、矯正専門開業医が力を合わせて直面する問題点を解決し、矯正歯科治療を通して社会にますます貢献することが必要であると考えられます。

 是非とも本会の理念と活動にご賛同いただきご入会いただけますよう、ご案内申し上げます。

本会と日本学校歯科医会との関係

 本会会員は矯正歯科医ですが、日本歯科医師会の会員でもあり、地域の歯科医師会では公衆衛生事業などの活動に積極的に関与しております。また、矯正歯科治療を生業としているため成長期の児童に関わる機会が多く、会員の大半は学校歯科医として地元に密着した活動を続けております。

 日本臨床矯正歯科医会として日本学校歯科医会との関係を構築したのは、平成20年11月横浜で行われた第72回日本学校歯科保健研究大会にて、「歯並びと噛み合わせのガイドブック」の配布を始めたことに端を発します。その「ガイドブック」は、広範囲に渡る矯正歯科治療の情報、その質の高さについて、日本学校歯科医会会誌に推薦文が掲載されました。その後、このガイドブックの縮小版を製作して、配布を続けてきました。

 平成26年からは学術展示による情報発信を始めました。本会の学術研究内容を元に、第78回全国学校保健研究大会にて「上顎犬歯萌出異常による切歯歯根吸収の危険性」、第79回全国学校保健研究大会にて「上顎犬歯萌出異常による切歯歯根吸収の危険性--その臨床対応」と題して、学術展示による発表を行ってきました。平行して、東京都学校歯科医会大会にも同じ内容でポスター発表をしております。

平成28年度日本臨床矯正歯科医会 千葉大会

 平成29年2月22日、23日に第44回日本臨床矯正歯科医会千葉大会が行われます。「新しい連携の形」というテーマで、学校歯科保健に関わる専門職すなわち、学校歯科医の先生方、養護教諭の先生方との連携を強化する企画、シンポジウムを予定しています。

 ご不明の点は、お近くの本会会員にお問い合わせいただくか、あるいは本会事務局にご連絡ください。

医師・医療関係者の皆様へ

矯正歯科治療は一般的に自費診療ですが、厚生労働省が定めた特定の症状に限って健康保険が適用されます。近年、矯正歯科治療に関する保険適応が徐々に増えてきています。
しかし、このことはまだあまり周知されていません。
以下の疾患は、歯科矯正診断料算定の施設基準を満たしている医療機関にて保険診療が適応となっておりますので、患者さんへ周知にご協力いただきますよう、お願いいたします。

(適応疾患名 50 音順)
・ウイリアムズ症候群
・エリス・ヴァン・クレベルド症候群
・外胚葉異形成症
・顎変形症(注)
・カブキ症候群
・顔面半側肥大症
・顔面裂
・偽性低アルドステロン症(ゴードン症候群)
・基底細胞母斑症候群
・口-顔-指症候群
・口笛顔貌症候群
・クラインフェルター症候群
・グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)
・クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
・骨形成不全症
・ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)
・鎖骨・頭蓋骨異形成症
・色素失調症
・小舌症
・唇顎口蓋裂
・神経線維腫症
・スティックラー症候群
・成長ホルモン分泌不全性低身長症
・常染色体欠失症候群
・全前脳(胞)症
・先天性ミオパチー(先天性筋ジストロフィーを含む)
・ソトス症候群
・大理石骨病
・ダウン症候群
・ターナー症候群
・チャージ症候群
・頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症を含む)
・トリチャーコリンズ症候群
・軟骨形成不全症
・ヌーナン症候群
・濃化異骨症
・ピエールロバン症候群
・ビンダー症候群
・プラダーウィリー症候群
・ベックウィズ・ヴィートマン症候群
・ポリエックス症候群
・マーシャル症候群
・マルファン症候群
・メービウス症候群
・ラーセン症候群
・ラッセルシルバー症候群
・ルビンスタイン-ティビ症候群
・リング18症候群
・リンパ管腫
・6歯以上の先天性部分(性)無歯症
・ロンベルグ症候群
・ほか39疾患(略)

(注)顎変形症は顎口腔機能診断料算定の施設基準も満たしている必要があります。
(平成28年4月1日時点の情報です。適応疾患に関する最新情報は日本臨床矯正歯科医会のホームページをご参照ください。)

保険周知パンフレット

2016年3月24日

これまでの主なプレスセミナー実績

平成26年3月18日 『上顎切歯歯根吸収を引き起こす「犬歯が生えない子供達」の増加』
平成27年3月17日 「不適切な矯正について-本会の実態調査結果を報告-」

 今後のプレスセミナーの日程などは随時ご案内いたします。

プレスリリース

歯科医療関係者の皆様へ

 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会では、毎年2月に開催される大会と6月に開催される例会において、矯正歯科治療に携わるスタッフの皆様を対象としたセミナーを開催しております。
 ぜひ診療所のスタッフ皆様でご参加ください。

大会・例会案内へ

歯科医の先生方へ

 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会は5年以上の矯正歯科治療の臨床経験を有する矯正歯科専門開業医からなる集団です。ご存じの通り、矯正歯科治療は予防意識の高まり、技術・材料の進歩により、広く国民に求められる治療となりました。
 その期待に応えられるよう、本会では会員と診療所全体の「質の向上」のために、さまざまな勉強会や症例報告を行っています。また矯正歯科治療に関する正しい知識を広く理解していただくよう、患者さんに向けて、さまざまな啓発活動を行っています。

 矯正歯科治療とは歯並びと咬み合わせの治療を通じて、8020を達成する口腔環境を整え、患者さんの健康増進と人生の質の向上を目指すことを目的としていますが、その達成には患者さんのかかりつけ歯科医はもちろん、予防歯科、小児歯科、保存科、補綴科、口腔外科など他科との連携が必須です。
 歯と口腔環境を通じて患者さんの健康を願う気持ちは我々も同じ。ぜひ本会の理念と活動にご賛同いただければ幸いです。

 本会では矯正歯科治療の経験を生かし、患者様のもっとも身近な存在である歯科医師の先生方へ、矯正歯科治療に関する正しい情報を提供することで、先生方の患者様の健康増進のお手伝いができないかと考え、歯科医師の先生方を対象としたニューズレターを発行しております。

JpAO Newsletter.Vol.1
JpAO Newsletter.Vol.2
JpAO Newsletter.Vol.3
JpAO Newsletter.Vol.4
JpAO Newsletter.Vol.5
JpAO Newsletter.Vol.6


基本理念

2016年3月23日

日本臨床矯正歯科医会入会のご案内

公益社団法人日本臨床矯正歯科医会 入会に関するご案内

>>【正会員】
>>【準会員】

【1種会員】日本臨床矯正歯科医会 入会に関するご案内

公益社団法人日本臨床矯正歯科医会
入会に関するご案内

(1種会員用)

平成28年11月
公益社団法人    
日本臨床矯正歯科医会
会 長  稲毛 滋自
渉外理事 陶山 肇

 拝啓、先生におかれましては、ますますご健勝でお忙しいご診療の毎日かと存じます。この度は、当会への入会をご検討いただき、ありがとうございます。
 つきましては、たいへん恐縮ではございますが、下記の入会資格につきまして、再度御確認いただきたいと存じます。

入会資格
 1)矯正歯科を専門とする診療所の開設管理者(開設者が法人にあっては、管理者)、あるいはその診療所に常勤する矯正歯科医師
 2)本会が認めた矯正歯科卒後教育課程(外国における公認卒後教育課程を含む)を修了し、5年以上の矯正歯科治療臨床経験を有する者(例えば、日本矯正歯科学会認定医資格)
 3)日本歯科医師会会員(未入会の場合は、入会をお勧めしています。)

 本会は、矯正歯科医療の専門性が国民に認知され、より良質な矯正歯科医療が国民に提供されるよう、下記のような活動を展開しております。
 1 学術大会・例会等は日本矯正歯科学会や地方学会とは異なった矯正歯科単科専門開業医とスタッフのための学術およびビジネスプログラムを企画する。
 2 会員の短期・長期の病気や怪我、死亡時の緊急対応や医院承継問題等に対応する。
 3 全国的な矯正歯科啓発活動を展開する。
 4 患者さんが安心して矯正歯科治療を継続できる転医システムを確立する。
 5 海外の矯正歯科団体や国内の関連団体との交流を図る。

 先生の御入会が、今後の矯正歯科医会の発展に大きな力になりますことを確信しております。
 尚、入会には3名の1種会員※の推薦(内1名は先生の地域の支部会員、他の2名は支部以外の会員でも構いません)が必要です。
 入会申込書をご提出いただいた後、理事会にて審査させていただき、入会金50,000円と年会費の納入をもって会員となります。平成27年度は年会費160,000円を納入していただくことになります。
 また、当会では会員の質を担保するため、5年に一度、症例展示もしくは雑誌への症例報告をすることを義務付けております。御理解のうえ、症例報告規定を遵守いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 会員一同、先生を仲間としてお迎えできる日を、心待ちにしております。 敬具 ※ 終身会員、名誉会員、その他の会員を除く

お問い合わせ
渉外理事 陶山 肇
陶山はじめ矯正歯科医院
TEL 0985-27-2248
FAX 0985-32-3748
hajime-s@mnet.ne.jp

入会フォームへ

入会フォーム記入後、事務局より別途入会用紙を郵送させて頂きます。こちらをご記入・ご捺印の上、事務局までご返送ください。※お手続きの関係で、約1週間~2週間ほどのお時間をいただきます。お申し込み後、1週間経過しても何の連絡も無い場合には、担当理事までご連絡をお願いします。

【準会員】日本臨床矯正歯科医会 入会に関するご案内

公益社団法人日本臨床矯正歯科医会
入会に関するご案内

(準会員用)

平成28年11月
公益社団法人    
日本臨床矯正歯科医会
会 長  稲毛 滋自
渉外理事 陶山 肇

 拝啓、先生におかれましては、ますますご健勝でお忙しいご診療の毎日かと存じます。この度は、当会への入会をご検討いただき、ありがとうございます。
 つきましては、たいへん恐縮ではございますが、下記の入会資格につきまして、再度御確認いただきたいと存じます。

入会資格
 本会の目的に賛同し、本会の発展に協力する矯正歯科医師で、以下のいずれかに該当する者
 1)1種会員と同一診療所に常勤する者(勤務状況証明書添付要)
 2)大学または公的病院に常勤する者
 3)日本国外に居住する矯正歯科医師で5年以上の矯正歯科治療臨床経験を有する者

 本会は、矯正歯科医療の専門性が国民に認知され、より良質な矯正歯科医療が国民に提供されるよう、下記のような活動を展開しております。
 1 学術大会・例会等は日本矯正歯科学会や地方学会とは異なった矯正歯科単科専門開業医とスタッフのための学術およびビジネスプログラムを企画する。
 2 会員の短期・長期の病気や怪我、死亡時の緊急対応や医院承継問題等に対応する。
 3 全国的な矯正歯科啓発活動を展開する。
 4 患者さんが安心して矯正歯科治療を継続できる転医システムを確立する。
 5 海外の矯正歯科団体や国内の関連団体との交流を図る。

 先生の御入会が、今後の矯正歯科医会の発展に大きな力になりますことを確信しております。
 尚、入会には2名の正会員※の推薦が必要です。入会申込書をご提出いただいた後、理事会にて審査させていただき、入会金10,000円と年会費ならびに負担金の納入をもって会員となります。平成25年度は年会費10,000円を納入していただくことになります。
 会員一同、先生を仲間としてお迎えできる日を、心待ちにしております。 敬具 ※ 1種会員および終身会員

お問い合わせ
渉外理事 陶山 肇
陶山はじめ矯正歯科医院
TEL 0985-27-2248
FAX 0985-32-3748
hajime-s@mnet.ne.jp

入会フォームへ

入会フォーム記入後、事務局より別途入会用紙を郵送させて頂きます。こちらをご記入・ご捺印の上、事務局までご返送ください。※お手続きの関係で、約1週間~2週間ほどのお時間をいただきます。お申し込み後、1週間経過しても何の連絡も無い場合には、担当理事までご連絡をお願いします。

2016年1月20日

矯正歯科のスタッフに聞いてみた-2

Interview
矯正歯科のスタッフに聞いてみた-2患者さんの数だけ治療法がある。
それが専門医院の奥深さです。

吉里有香さん(矯正歯科 歯科衛生士/28歳)


■専門的な技術を備えているのが矯正歯科の歯科衛生士
「私自身、かつて治療経験があるせいか、矯正に興味がありましたが、最初は幅広く技術を身につけたいと思い、学校卒業後は矯正治療もしている一般歯科に就職しました」

と話す吉里さん。新卒で入ったその歯科医院には7年間在席し、2015年春から矯正歯科専門医院へ。その理由をこう話します。

「かつていた一般歯科では歯科衛生士は器具を用意したり、終わった後の器具を片付けたり消毒したりする程度。もっと矯正治療に関わりたいと思ったのが、転職した理由です。実際、矯正歯科に移ってからは、石膏で模型をつくるための歯型をとる『印象採得(いんしょうさいとく)』や装置の使い方の説明など、歯科衛生士が患者さんと関わることがすごく多くて、そこに驚きと喜びを感じています」

石膏で模型をつくるための歯型をとることだけでも、以前とは全然違うという吉里さん。

石膏で模型をつくるための歯型をとるときに使う専用トレーにも、さまざまな大きさのものがある。「一般歯科では詰めものやかぶせものをつくるところだけ部分的に歯型をとることが多かったのですが、矯正歯科では上唇小帯(じょうしんしょうたい/前歯の中央にあるスジ)や歯茎の奥まで入れて歯列全体をしっかり精密にとるのが基本。それだけ歯列全体と骨を捉えているんだなと感じますね」

■矯正歯科治療は、まさにオーダーメイド
そんな吉里さんが大切しているのが、患者さんとの心の通った交流だといいます。

「治療中は患者さんの協力がなくては進まないことがたくさんあります。例えば、取りはずしのできる装置の場合、1日の決められた時間分の装着がないと思ったように歯が動かず、治療が長引いてしまいます。そんな事態を防ぐためには、患者さんの1日の過ごし方をうかがって、その中から装置をつけられる時間帯を見出していくなど、表面的ではない交流が大切になります。もちろん確実に装置を使ってもらえるよう、つけ方・はずし方の練習なども患者さんと一緒に行っていますよ」

また、低年齢の患者さんには、実際の使い方だけでなく、保護者に"今この装置をなぜ使うのか"をきちんと説明し、理解・納得してもらうことを心掛けているのだとか。

矯正装置に使われる、通称カラーゴム。最近ではあえて装置を見せようとする患者さんも増えてきた。「治療が円滑に進むよう全面的なサポートを行うのが、矯正歯科で働く歯科衛生士の役割です。矯正治療は、患者さんの数だけ治療法があるもの。私たち歯科衛生士も治療についての知識を備えて患者さんと交流することで、よりよい治療の一翼を担っているのだと自負しています」

■信頼できる窓口としての受付業務

「いつもここにいることが、患者さんの安心感につながればうれしいです」矯正歯科には、歯科医、歯科衛生士のほかに受付スタッフがいます(医院によっては歯科技工士を置いているところもあり)。歯科医院の顔となる受付では、患者さんからの電話対応や予約の配置、金銭の授受などがあり、臨機応変な対応が求められます。 矯正歯科で受付を担当する加藤晴香さんは、
「患者さんから質問があったとき、それが専門的な治療内容の場合は主治医や歯科衛生士に確認してから答えています。質問内容によって先生に聞くのがいいのか、歯科衛生士なのかという判断がすぐにつくよう、私自身も必要最低限のことは理解しているつもりです。また、受付スタッフとしては数年にわたる治療期間中、患者さんにとって話しやすい存在でいられるよう、いつも笑顔を心掛けていますね」

患者さんに安心感を与えられるよう、電話に出るときには医院名に続けて自分の名前をいうようにしているという加藤さん。こうした小さな気配りも、治療中の患者さんのモチベーションアップにつながっていそうです。


最近、矯正歯科治療を手がける歯科医院が増えてきているといわれます。しかし、何年、何十年とその道一筋に取り組んできている専門医院には、やはり経験に裏付けられた知識と技術があるのは確か。
特集の最後に、今回の取材を通して見えてきた、矯正歯科の選び方チェックポイントをまとめておきましょう。この記事が、これからの矯正歯科選びのヒントになることを願っています。

★矯正歯科の選び方チェックポイント
1.歯科医の「専門科目」や研修の「経歴」から選ぶ
●日本矯正歯科学会の「認定医」や「専門医」がいる?
 →矯正歯科治療の専門知識と診療技術の資格試験をパスして認定された
  「認定医」(約2500人)、「専門医」(約250人)は信頼性が高い
●診療科目ごとに専門の歯科医がいる?
 →歯科の診療科目は「自由標榜制」。診療科目からだけで判断しない

2.診療所の「形態」から選ぶ
●矯正歯科だけを行っている専門医院?
 →診療の一部として矯正歯科治療を行う「一般歯科」より
  症例数が5~10倍多いとされる「矯正歯科専門医院」が安心

3.歯科医院の「診療形態」から選ぶ
●矯正歯科医が「常勤」している?
 →非常勤の場合は、治療日数が限られ、緊急時の対応ができない場合もある
●セファログラムでの検査はある?
 →矯正歯科治療に不可欠な検査。この検査をせずに治療を始めることはあり得ない

矯正歯科のスタッフに聞いてみた-1

Interview
矯正歯科のスタッフに聞いてみた-1治療期間中もすこやかな歯であるように
一人ひとりに応じたケアを実践しています

松川英莉さん(矯正歯科 歯科衛生士/30歳)

■矯正歯科専門医院では、必要に応じてMFTを実践
矯正歯科専門医院の歯科衛生士、松川さんは、かつて1年ほど一般歯科でも歯科衛生士として勤務していたことがあるといいます。一般歯科と矯正歯科での仕事の違いについて、まずはうかがいました。

「私がいた一般歯科では歯周病のケアに関わることが多かったのですが、矯正歯科では歯周病の患者さんがいらしたら、信頼できる一般歯科に紹介してそこで治療をしていただくので、今は歯周病に関わることが減りましたね」


ワイヤーを装着するときなどに使うプライヤー(ペンチ)は、矯正歯科ならではの道具。反対に、矯正歯科に来て増えたのがMFT(口腔筋機能療法※)だといいます。

「MFTというのは、舌や唇など口まわりの筋力バランスをよくするためのトレーニングのことです。例えば、舌で歯を押すクセのある人の場合、舌のクセが治らなければ、いくら治療してもまた歯並びが崩れていってしまうので、治療と平行してMFTを行うことを大切にしています」
※歯並びや咬み合わせの形成に関与する幼少期の生活習慣や癖などの後天的な筋肉の不調和を、舌や唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングをとおして整えていく療法のこと。

無意識のときに口が開いてしまう原因には、咬み合わせのほかに唇の筋力の弱さも考えられ、その場合はMFTをするだけで改善できるのだとか。

「舌で歯を押すクセがあり、唇の筋力も弱いと、どうしても歯は前に押し出されてしまいます。ですから内側からは押さないように、外側からは唇で歯を押さえるようにすると、歯並びが崩れにくいんです。ですから、MFTが必要だと主治医が判断した患者さんには、こうしたことを伝えてきちんと理解してもらうのが、矯正歯科で働く歯科衛生士の役割だと思っています」


■「この方のすこやかな歯並びを一生守りたい」という思い
では、松川さんの目から見て一般歯科と専門医院で行われる矯正歯科治療には、どんな違いがあるのでしょうか。

「矯正治療はただ歯を並べるだけではなく、骨格や歯の角度から咬み合わせを調整したり、成長を予測したうえで治療を行ったりする複雑なものです。その治療を長年続けている医院と、そうではない医院とでは、かなりの差があると思います。それは私たち歯科衛生士の役割の違いを見ても明らかですね」

数年にわたる矯正歯科治療の期間中は、装置をつけていることで、むし歯のリスクも高まるもの。それだけに、矯正歯科で働く歯科衛生士は歯みがき指導を徹底して行い、患者さんのすこやかな歯を守りたいという思いが強いのだといいます。

歯みがきコーナーがある矯正歯科は多い。その脇には装置のついた歯のみがき方の説明があった。 「私をはじめ歯科衛生士全員が、治療中にむし歯は1本もつくらせないという気概で取り組んでいます。もちろん、装置がはずれた後も定期的にメンテナンスに通っていただけるとうれしいですね。矯正治療をした方一人ひとりの歯並びを一生守りたいと思っていますから」

★次のページでは、〈矯正歯科専門医院のスタッフの声 Part2〉をご紹介!

歯科の看板、どう見分ける?

■診療科目の多さは治療レベルとは無関係

前のページでは、矯正歯科の中身はさまざまであること、選ぶ基準のひとつが認定医や専門医の資格であることなどをお伝えしました。
では、診療の形態からのチェックポイントはないのでしょうか?

最近よく見かけるのが、「○△歯科 矯正歯科 小児歯科」など複数の診療科目が書かれた歯科医院の看板。一見すると、「むし歯の治療も矯正歯科治療も同じところでできるなら便利だし、それだけ幅広い技術力をもっている先生がいる証拠では?」などと捉えがちですが、これもまた一概にそうともいえないようです。

というのも、日本では歯科医師免許があれば、たとえ専門分野の教育や研修の経歴にかかわりなく、その治療を行うことができるからです。極端な話、矯正歯科治療の経験がなくても、歯科の診療科目に矯正歯科と書いてもよいということ。ここからわかるのは、標榜自体は治療のレベルまであらわすものではないということです。

それを頭に入れたうえで、矯正歯科治療も行う一般歯科と、矯正歯科専門医院の違いを見ていきましょう。

■矯正歯科医が常勤する歯科医院がおすすめ

一般歯科とは文字どおり、むし歯や歯周病などの一般歯科治療を手がける診療所を指します。そこで行われる矯正歯科治療は、院長みずからが一般歯科治療をするかたわら行う場合や、決まった日時に大学病院などから矯正歯科医が来て治療する場合などがあります。もちろん、矯正歯科を専門とする歯科医が常駐している一般歯科もありますが、それほど数は多くないのが現実です。

矯正歯科専門医院一方、矯正歯科専門医院とは、専門知識と診療技術を有する歯科医が矯正歯科治療だけを行っている診療所のこと。これらの専門医院には矯正歯科治療に特化している歯科医がいて、一人ひとり異なる咬み合わせの状態に適した治療法を選択できることから、症例数は矯正歯科治療を行う一般歯科医院より10倍ほど多いといわれています。

東京都内で開業する矯正歯科専門医院の院長、三村 博先生は、両者の違いについて次のように話します。

「ひとつには、治療を担当する矯正歯科医が常勤か非常勤かの違いがあります。矯正治療に特化した歯科医院は、基本的に矯正歯科医が常勤しています。つまり、同じ担当医による一貫した治療が受けられるということです。一方、大学病院などから決まった日時にだけ矯正歯科医が来る場合は、治療日数が限られており、治療の途中で担当医が変わったり、緊急時の対応ができなかったりすることもあり得ますね」

また、診療する環境にも違いがあると指摘します。

「常勤の矯正歯科医がいる診療所だと、画像診断ができる撮影機器などの環境や設備が整っていますが、矯正治療を専門としない医院の場合は、矯正用機器など治療に不可欠な設備が十分に整っていないケースもあるのです」
  
■セファログラムを撮影する検査があるかどうか
 三村先生がいう「矯正歯科治療に不可欠な診断機器」の代表的なものが「セファログラム(頭部X線規格写真)撮影装置」です。

セファログラム撮影装置(左)と、撮影された頭部のX線規格写真。
セファログラム撮影装置(左)と、撮影された頭部のX線規格写真。

セファログラムとは、世界中で共通した撮影方法で、顔面と頭部のX線写真の撮影画像から、分析・診断を正しく下すために必要なもの。上下のあごの大きさとそのズレ、あごのかたち、歯の傾斜角度、口もとのバランスなどが、この撮影からわかります。

「この検査をせずに治療を始めることは、たとえるなら海図も見ずに船を出すのと同じこと。我々、矯正歯科医にとって、セファロ分析なくして本格的な矯正科療を開始することは絶対にありません」

三村先生がそう断言するように、矯正歯科専門医院ではセファログラムを治療前・治療後と経時的に撮影することで骨格の成長の方向や量、歯の移動距離などを把握し、客観的な根拠にもとづいた治療につなげているのです。

「治療前には、セファロ分析の結果をまとめたポリゴン表(A)やプロフィログラム(B)といわれるものも見て、診断の一助にしていきます。治療後に、再度これらを分析(C)して、歯がどのように動いたか、顎骨の変化がどうだったかなどを把握したりして治療の評価を行うこともありますよ」

矯正歯科専門医院では、こうした分析結果を直接患者さんに提示しながら、これからどのように治療していくか、また治療によって歯やあごがどのように変化したかを説明していくのだといいます。

歯科医院の数

「分析の結果を患者さんに丁寧に説明するのは、治療法に納得していただきたいからです。例えば、同じ受け口の治療でも、下あごを後方へ動かすのか、上あごを前方に動かすのか、あるいはその両方が必要となるのかは人によって違ってきます。つまり、受け口といっても治療法は同じではないのです」

受け口や出っ歯の治療に使われるヘッドギアやフェイシャルマスクと呼ばれる装置。適した治療を行うために欠かせないのがセファログラムだとすれば、この撮影を検査に用いて、その分析結果を診断に生かしているかどうかが、その歯科医院の矯正歯科治療への"本気度"を見分けるポイントといえそうです。

このほかにも、矯正歯科専門医院では専用機器を用いたさまざまな精密検査と分析を重視しています。くわしくはトレンドウォッチvol.13をご覧ください。

 
★次のページでは、〈矯正歯科専門医院のスタッフの声Part1〉をご紹介!

いま知っておきたい矯正歯科の選び方

いま知っておきたい矯正歯科の選び方

ひとくちに矯正歯科といっても、その中身はいろいろ

■コンビニより多い歯科、でもよく見ていくと...

日本には昔から歯科医院が多く、最近では「コンビニよりも多い」などといわれています。調べてみると、歯科医院の数が6万8,756軒(※1)なのに対し、コンビニは約5万3,182軒(※2)。年々コンビニの数が増え、その差が縮まってきているとはいえ、歯科医院のほうが多いのは事実のよう。

全国の歯科医院とコンビニの軒数(2015年10月)
全国の歯科医院とコンビニの軒数

しかし、ひとくちに歯科医院といっても、その中身はいろいろです。
医科の診療科目に内科、外科、小児科、婦人科、胃腸科、整形外科などがあるように、歯科にも「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の4つが看板に掲げてよい診療科目となっているのです。

この4つの中でもっとも多いのが、むし歯や歯周病などの治療を行う「歯科」。次いで成長期の子どもを対象とする「小児歯科」。そして、のう胞や腫瘍といった口の中のできものを取り除いたり難しい親知らずなどの抜歯を行ったりする「歯科口腔外科」、「矯正歯科」となっています。

歯科医院の内訳
歯科医院の数
※1 2015年10月厚生労働省「医療施設動態調査」より
※2 2015年10月日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報」より


■どんな資格? 矯正歯科の認定医と専門医

矯正歯科の認定医と専門医 このように歯科の中ではもっとも少ない矯正歯科ですが、矯正歯科治療を行うすべての歯科が治療経験豊富な"スペシャリスト"なのかというと......、実はそうともいえないよう。

というのも、日本には矯正歯科治療の熟練度を示す指標として、「認定医」「専門医」という認定資格があるのですが、取得者は、認定医が約3,044人、専門医が約309人と、総数に対してまだかなり少ないのが現実なのです(※3)。

日本矯正歯科学会認定医ちなみに、この認定医と専門医は、日本矯正歯科学会(日本の矯正歯科界を代表する学術団体/会員数6,400人)が矯正歯科医を選ぶ基準を患者さんに提供するために設けたもの。

認定医になるには、歯科医師のライセンス取得後に継続して5年以上の臨床研修を積むことや、学術刊行物に矯正歯科臨床に関する報告を発表することなどの条件が課せられています。また、資格をとった後も5年ごとに資格審査を受けなければならないなど、厳しいものとなっています。

日本矯正歯科学会専門医一方、専門医とは認定医の中で特別に技術と経験が優秀である歯科医に与えられる認定資格。専門医になるためには日本矯正歯科学会認定医資格をもち、10年以上の臨床研修が必要となるほか、学会の定めた10種類の課題症例を自分で治療し、そのすべての治療結果が学会の定めた基準を満たして合格しなければなりません。
専門医の資格認定は2006年からスタートしており、取得するには高い技術レベルと豊富な経験、高い専門知識が求められるため、経験豊富な歯科医でも取得は簡単ではないといわれています。

このように知識を備えていくと、矯正歯科にも違いがあることがわかってきますね。
認定医や専門医は日本矯正歯科学会のホームページから探すことができるので、これからの治療先選びに、ぜひ活用してください。

※3 日本矯正歯科学会ホームページより


★次のページでは、〈矯正歯科専門医院ならではのこだわり〉についてご紹介!

矯正歯科何でも相談 会員矯正歯科医が皆様の様々なご質問にお答えします。
転医に関する相談窓口はコチラのフォームから
よくある質問
文字サイズを変更
  1. TOP
  2. 2016年