保定期間中に後戻りが起きてしまいました。どうしたらいいですか?|保定:よくある質問・何でも相談室:矯正歯科治療のお話|質の高い矯正治療と安心の提供に努める矯正歯科専門の開業医団体「日本臨床矯正歯科医会」

保定期間中に後戻りが起きてしまいました。どうしたらいいですか?

よくある質問と相談室

保定期間中に後戻りが起きてしまいました。どうしたらいいですか?

Q. 保定期間中に後戻りが起きてしまいました。どうしたらいいですか?
A. 悪化する前に、現在通院中の医療機関とご相談ください。

矯正装置を外した直後は、歯を支える骨がまだ固まっていないため、治療前の状態に多少戻ってしまういわゆる「後戻り」が起こります。後戻りを防ぐため、歯が安定するまで必ず保定装置(リテーナー)を使用しなければなりません。

矯正歯科治療が完了した後でも、歯並びや咬み合わせは変化します。親知らずが生えてくること、むし歯や歯周病が起こったり、加齢、その他身体の変化で歯並び、咬み合わせが悪い方へ変化することがあります。また、口呼吸、噛み締め、頬杖などの日常の癖や顎の成長が残っている場合でもその原因になることがあります。

まずは、なぜ後戻りが起きてしまったのか、注意できる点があるのか、現在の担当医にご相談されてはいかがでしょうか。また、状況が改善しない場合には、再治療が必要となる場合もありますので、その場合は今後の治療の仕方や対処法、その費用につきましてもご相談なさってください。