第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー|vol.15 第11回ブレスマレポート:トレンドウォッチ:本会の活動・ニュース|質の高い矯正治療と安心の提供に努める矯正歯科専門の開業医団体「日本臨床矯正歯科医会」

第11回「ブレース スマイル コンテスト」受賞者インタビュー

受賞したお二人に写真に込めた想いをうかがいました!

歯は命に近いもの。だから、治療することを選びました

–矯正歯科治療を受けようと思ったきっかけを教えてください
実は、高校のときも矯正歯科治療を受けようとしたのですが、僕の場合、顎変形症で治療には外科手術が伴うと聞き、また治療期間も長くかかるために断念した経緯があります。でも、自分の咬み合わせのことはずっと気になっていました。

『Be Happy!~最高の笑顔を~』そんな折、2010年に旅行中の事故で車いすを使う生活になり、足が動かなく、手の感覚もなくなってしまいました。最初は寝たきりで「人生終わった」と思いましたが、主治医の「完全に治る見込みは5%ある」という言葉を聞いて、気持ちが奮い立ちました。少しでも可能性があるなら、がんばろうと。それでリハビリに精を出し、退院後は思い切って一人暮らしをすることにしたのです。
矯正歯科治療を受けようと思ったのは、そんなときですね。事故後、「かむ」ことには何の問題もなかったので、動くところをきちんと機能させたいと思いました。

–矯正歯科治療を始めていかがですか?
最初はメチャクチャ痛くて、どうしようかと思いました(笑)。今も通院後の1週間ほどは痛みがありますが、それもだんだん慣れてきましたね。
治療して変わった点としては、歯みがきへの意識が高まったことです。かつてはチャチャッと済ませていましたが、今は電動歯ブラシで時間をかけてしっかりみがいていますよ。

『Be Happy!~最高の笑顔を~』–今は治療のどの段階ですか?
手術後にしっかり歯が咬み合うようにするための術前矯正の段階です。手術は今年中に受ける予定です。この先、治療はまだまだ続きますが、もはやブレースは自分の一部ですね。

–「ブレスマ」応募のきっかけは?
矯正歯科の先生からすすめられたのが直接のきっかけです。そして、応募作にふさわしい写真を探していて、たまたま見つけたのが2年前の披露宴の乾杯シーンでした。
事故に遭ってから、どうも引きつった笑顔の写真が多かったのですが、披露宴では心の底から笑顔になれたんです。本当に顔が疲れるくらい笑いました。そんな当時の思い出とともに選んだ1枚です。


担当医の中島 健先生(右端)と–受賞した今のお気持ちは?
笑顔のコンテストに自分が応募できるだけでもうれしいのに、受賞できるなんて思ってもいませんでした。あのときケガをして、そこから笑顔になれて、もらえた賞だと思うと感無量です。


–最後に、横山さんにとって歯とはどんなものですか?
歯は、命に近いものですね。歯がなくなるとご飯が食べられなくなりますし、長生きしている人は、たいてい自分の歯が残っていると聞きますから。僕も自分の歯を大切にしていきます。


担当の先生より

心からの笑顔、受賞は納得です!
中島矯正歯科 中島 健先生

横山さんは、あらゆる面において意識の高い方。治療についても、最初に外科手術を併用することになるかもしれないとお伝えすると、きちんと理解してくださいました。今回の受賞も納得ですね。賞を取りに行くような写真ではなく、心からの自然な笑顔ですから。結婚式の日だけはブレースをはずしたいという方もいる中、ブレースをつけての満面の笑みが、担当医としては本当にうれしく思います。


治療前はちょっと不安だったけど「ブレスマ」を知って気持ちが明るくなりました!

–矯正歯科治療を受けようと思ったのはなぜですか?
学校の歯科健診で歯の矯正が必要かもと指摘されたから。それまでは前歯が出ているなとは思っていたけど、治療は考えたことがなかったから、びっくりしました。

–矯正歯科治療を始めることについて、どう思いましたか?
自分では出っ歯は気にならなかったけど、電車とかですごい出っ歯の人を見ると、やっぱり治したほうがいいかなあと思って。装置をつける前は、痛いのかなとか、どれくらい続くのかなっていう不安がありました。

優秀賞/長野大会賞 伊野翔真くん(10歳)とご家族–「ブレスマ」に応募したきっかけは?
大学病院の待合室ではじめてポスターを見て、お母さんが「おもしろそうだから出してみようか」っていったのが、きっかけです。でも、なかなかいい写真が撮れなくて、締め切りの日の朝、お母さんが撮ってメールで送ったのが、あの写真です。
治療前は不安もあったけど、このコンテストを知ってから、気持ちが明るくなりました! 治療中の笑顔のコンテストってすごく楽しいし、いいと思う。


担当医の中島 健先生(右端)と–応募作品のエピソードを教えてください
母:治療中の笑顔の写真ということで、いろんなシチュエーションで撮影したのですが、表情がよくても装置が見えていなかったり、なかなかうまくいきませんでした。それで締め切り当日になってしまって。でも、せっかくだから応募したいと思い、朝のいつもの光景を撮りました。ふだんから次男は歯みがきをしっかりするほうで、「そんなんじゃダメだよ」とお兄ちゃんを注意して、仕上げみがきをしてあげることがよくあるんですよ(笑)。


担当医の藤田先生(左)はやさしくて頼れるお兄さんのような存在–W受賞をした今のお気持ちは?
すごくうれしいです! これからはもっとカラーゴムを楽しみたいな。次は何色にするかを考えるのが楽しいんです。ゴムの色を変えると、学校でも「色が変わったね」って女の子にいわれたりするし(笑)。これからも治療を楽しんでいきたいです。


担当の先生より

家族で治療に協力していることがわかる1枚です
松本歯科大学病院 藤田一隆先生

翔真くんはいつも好奇心旺盛。カラーゴムを選ぶにしても、使用する装置にしても、「次はどんなの?」と治療に対して常に前向きです。今回のW受賞は、担当医としても名誉なことです。ご家族全員で矯正歯科治療に協力していることが伝わる写真であることが、何よりもありがたいですね。


受賞した皆さん、そして担当の先生、それぞれの想いを語ってくださってありがとうございました!

■最後に……
「ブレスマ」はこれからも毎年開催され、今年の夏には第12回目の応募が始まります。今、治療中の方も、これから治療を始める方も、このコンテストへの応募を、矯正歯科治療中の思い出のひとつにしてみてはいかがでしょう。

>>「ブレスマ」に関する詳細は、矯正歯科医会の公式サイトをご覧ください。
(http://www.jpao.jp/)