第9回「ブレース スマイル コンテスト」レポート&インタビュー|vol.09 第9回ブレスマレポート:トレンドウォッチ:本会の活動・ニュース|質の高い矯正治療と安心の提供に努める矯正歯科専門の開業医団体「日本臨床矯正歯科医会」

第9回「ブレース スマイル コンテスト」レポート&インタビュー

最優秀賞者インタビュー
最優秀賞を受賞した山本俊太朗さんに、
矯正歯科治療を始めたきっかけや治療について思うことなどをうかがいました。

最優秀賞者インタビュー「毎月の通院でカラーゴムを選ぶのが楽しみです!」
–受賞を聞いたときのお気持ちは?
受賞するとはあんまり思っていなかったので、電話がかかってきたときはビックリしました。すごくうれしいです。
–応募作品はどこで撮ったものですか?
去年の夏、家族で沖縄旅行に行ったときにお父さんが撮ってくれました。その前に矯正歯科でこのコンテストのチラシをもらっていたので、沖縄だったら景色がきれいだし、いいかなと思って。お父さんがカメラ好きなので、どこかに行くと、僕をいろんなところでたくさん撮ってくれるんです。だから、沖縄で撮った写真はほかにもたくさんあるんですけど、いちばん笑顔と海がよく撮れていたのを選んで応募しました。

最優秀賞者インタビュー–矯正歯科治療を始めたきっかけは?
前歯が出ているのを治すためです。僕自身、歯が出てるのがちょっと気になっていたんです。でも、お母さんのほうがもっと気にしていたと思います。そんなときに学校の歯の健診で『問題あり』という手紙をもらったので、矯正歯科に行くことにしました。自分に治したいっていう気持ちがあったのと、クラスにも治療してる子が2~3人いたので、ブレース(矯正装置)をつけるのは、そんなにイヤじゃなかったです。
–治療先はどうやって探しましたか?
お母さんが家から通いやすいところを選んでくれました。クラスの子もそこに通っていたから、ここなら安心かなっていうことで。先生もやさしくて、通院してワイヤーをかえてもらうときも痛くないから、いつも診察台では眠っちゃいます(笑)。
–毎日の歯磨きはどんなふうにしていますか?
まず、僕は矯正の治療を始める前、むし歯がたくさんあったので、その治療をしました。だから、ブレースをつけてからは、むし歯ができないように、週に1度は染め出し液※を使ってみがけてないところをしっかりみがくようにしています。矯正歯科で、奥歯と前歯の裏側をしっかりみがくようにっていわれてるので、がんばっています。
ただ、毎日時間をかけて全部みがくのは大変だから、矯正の先生からもらったカレンダーに「今日しっかりみがく場所」を書き込んで、月曜から土曜まで、それを守るようにしています。そして日曜は染め出し液を使って、ちゃんとみがけてるかを確認します。

※歯垢を赤く染めて、磨き残しをチェックする溶液のこと。

–治療について今、どんなことを思っていますか?
毎月の通院でカラーゴム※の色をかえるのが楽しみです。今日は春を先取りしてオレンジとピンクのカラーゴムです。1年くらい前にブレースをつけたときはちょっと痛かったけど、1日で慣れて、今ではほとんど気になりません。でも、大好きなポップコーンを食べるとブレースにはさまっちゃうから食べるのをガマンしています。ブレースがはずれたら、たくさんポップコーンが食べたいです!

ブラケットにワイヤーを固定するための直径3ミリ程度の小さな輪ゴム状の
高分子化合物のこと。ブルーやピンクなど、カラフルな色がたくさんある。

最優秀賞者インタビュー

主治医、小野美代子先生★主治医、小野美代子先生より

「俊太朗くんは穏やかで真面目な患者さんで、ルービックキューブの天才です(笑)。うちの待合室に置いてあるルービックキューブの6面をすぐに合わせてしまうんですよ。頭がよくて、運も強いのか、これまで抽選で北海道旅行とか自転車とか、いろんな懸賞で当たったことがあるみたいです。そして今度は、ブレスマの最優秀賞! この受賞は私にとっても名誉なこと。これからもカラーゴムで矯正歯科治療を楽しみながら、きれいな歯並びを目指してほしいですね」(談)

小学1年生からサッカーを続けていて、今はディフェンダーとしてサイドバックを守備しているという山本さん。矯正歯科治療をしていてもサッカーは問題なくできるとのことです。かつて「少し気になった」という前歯も、治療を始めて1年強で凹凸があまり目立たなくなり、受賞作品を見ても、口もとはすっきりとした印象です。これからもスポーツに勉強に、そして歯のお手入れに楽しく取り組みつつ、大きく成長していただきたいものです。
★次のページでは、優秀賞に選ばれたお二人にインタビュー!

第9回ブレスマの受賞者とその作品をご紹介!最優秀賞の山本さんにインタビュー!